2024年4月29日月曜日

久しぶりに法隆寺まで

特に用事も何もない非ゴールデンなウィークですが、お天気が良い(良すぎ?)ので、久しぶりにロードバイクでサイクリングに。

いつも通り青谷から堅上を抜け峠地区から三郷を経由して平群へ。以前ならここから白石畑の山を登って降りて法隆寺へ行ったんですが、超減退した体力なので大人しめの「麓を迂回していくぜ」コースを選択。

龍田川から「ならクルC−6」というコースで斑鳩・法隆寺へ抜けたんですが、あろうことか、けっこうきつい坂が何度か出てきて…、さらにグラベルなんぞも出てきたりしてたいへん苦しい思いを致しました。

帰りは全く予想してなかった向かい風でこれまた苦しい思いをさせていただき、ヘロヘロになって帰宅しました。

それでも、何年ぶりか「健康的な日焼け」をして、なんかすっきり&さっぱりな気分です。

2024年4月28日日曜日

サイコンセンサー移設のその後

センサーを外したロードバイク用にiGPSPORTのセンサーを調達しました。今ドキなマグネット要らずのお手軽品。

「実際に装着しなくても、手で振るとかして振動させれば信号を発するんでしょ」ぐらいに思ってて、サイコン本体とペアリングしようと頑張ったんですが、ぜんぜん上手いこといかず。いや、ペアリングはできるっぽいけど、数値が表示されず。

「初期不良?」

とか頭をよぎったんですが、実際に装着して確認してみることに。そうしたら、あっさりイケてしまいました。

一定方向へのGがかかり続けるような状態で信号を出すようで、「手で振る」ようなことでは対応できるワケがない…。体験して初めて身につくんだなぁ。by 相田みつを (ぉぃぉぃ)

サイコン上ではケイデンスの表示が若干遅れるような気がしますが、まぁ、大した問題ではありません。久しぶりに法隆寺まで往復サイクリングしてみましたが、全く問題ありませんでした。

スピードセンサー用マグネットを取り外したので、ホイールの回転バランスも取り直しておきました。

Bromptonの方も、マグネット式のセンサーを取り付けたのでホイールの回転バランスを取っておきました。

小径ホイールですし猛烈なスピードで走る自転車でもないので、ロードバイクほどシビアには対応していません。でしたが、ロードバイク以上に良好なバランスになったような気がしますw

バランサーは、買い置きしてあるゴルフ用の鉛シート。使いやすくてよいです。以前はスポークに糸ハンダを巻いたりしたこともありましたが、面倒すぎて…。

2024年4月25日木曜日

アンティークなサイコンの再利用

10年以上前に買ったユピテルのASG-CM31です。母艦パソコンで使うコンパニオンアプリがGoogleマップのAPIを利用するものでしたが、Googleのサービス仕様変更で地図が利用できなくなり、アプリの使い勝手が悪くなって完全に終わった機種になったものです。

というようなシロモノを捨てずに残していたのを思い出し、「Bromptonで使えるかな」とふと思って試してみたしだい。

ハードウェア自体は充電すれば復活してくれました。が、動作がめっちゃ緩慢で…、アンティーク品ですからやむを得ません。本体内蔵の地図データは10年以上前のものですので、実際の利用シーンでは「道の無いとこ走っとるやないか!」という事が十分起こりえます。「そういうもの」と理解して利用する必要があります。

実質利用不能となったコンパニオンアプリに関して、まぁ私の場合は非サポートなLinuxを使ってる関係でこのアプリはそもそも使えないんですが、それはともかく特にルート作成をどうするかですが、調べてみたらstrava等からダウンロードしたGPXファイルをPowershellで加工してユピテルサイコンに登録できる形に変換するスクリプトを見つけました。それを参考にさせていただいて同じ機能のsedのスクリプトを作成しました(下記枠内)。

s/.*<\/trkpt>//g
s/^<\?xml.*\?>$/<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>/g
s/<gpx.*>/<gpx>/g
s/.*<metadata>//g
s/.*<link.*>//g
s/.*<\/link>//g
s/.*<metadata>//g
s/.*<\/metadata>//g
s/.*<text.*text>//g
s/.*<!--desc.*desc-->//g
s/.*<!--copyright.*>//g
s/.*<\/copyright-->//g
s/.*<year.*year>//g
s/.*<license.*license>//g
s/.*<!--url.*url-->//g
s/.*<time.*time>//g
s/.*<number.*number>//g
s/.*<name>TP.*<\/name>//g
s/.*<desc>//g
s/.*<\/desc>//g
s/.*<author>//g
s/.*<\/author>//g
s/.*<keywords>//g
s/.*<\/keywords>//g
s/.*<bounds.*\/>//g
s/.*<!\[CDATA\[.*\]\]>//g
s/.*<ele.*ele>//g
/^$/d

これを使って変換したGPXファイルをASG-CM31のimportフォルダに転送すると、サイコン側でルート選択して表示できるようになりました。

サイコン本体の方は走行ログもちゃんと取れるようで、完全手動になりますが母艦パソコンを経由してstravaへもアップロードできました。(古いUSB-MiniB規格のケーブルが必要なのがネックかw)

話の順序が逆かもしれませんが、サイコンの取り付けは冒頭の絵の通りです。グリップがノーマルより少し短めなのでブレーキレバーとの間に隙間があり、その部分を少し厚めのゴムシートで嵩上げして、ブレーキレバーの上を跨ぐようにブラケットを取り付けています。サイコン本体下面にきちんと隙間ができてるので変速レバー操作も問題ありません。

っということで、「まぁ、使えるやん」という感じにできました。使える状態にはしましたけど、この先本気でこれを使うのかどうか…自分でもよく分かっていませんw

【後日追記】

「使うかどうか決めかねてます」みたいなこと書いておきながら、スピードセンサーなんぞを取り付けてみる試験w

マグネット式なんて今はもう流行らないんでしょうけど、Bromptonはセンサーを付ける場所が限られてしまってて、こういう方式しか考えつきませんでした。

センサーはロードバイクで使ってたものを転用しました。(元はASG-CM31に付属していたもの)

Bromptonにスピードセンサーを取り付けた理由は、サイコン本体のGPS測距精度が悪いっぽい(古い機種なのでしかたがない)ので、ある程度正確に距離を測定するにはこれしかない、というところです。

タイヤ(ETRTO 35-349)の周長ぐらいどこかのウェブに載ってるやろ…て思ってたんですが見つけられず(検索下手なだけ?)、実測して1310mmに設定しました。

2024年4月21日日曜日

緻密に計算されたBrompton

見れば見るほど、触れば触るほどに、計算されつくした設計に驚かされます。その1例。

折り畳んだ時のコロコロホイールですが、キャリアラック無しモデルなので、左図のようにホイール3つが接地します。が、接地するのはその3つだけではなくて、前輪も接地して合計4点で支える形になってるんです。

なので、コロコロホイールを3rdパーティ品などに交換して直径を変える(大きくする)と、この4点接地具合に影響が出る ー つまり、前輪が接地しなくなる=不安定になる、かも。

こういうところまで考えて作られてるから、単にコロコロ転がす時のホイールだからと安易に交換したりすると変な影響が出たりするんですね。オリジナルの出来具合をよく分かった上で対応しないと、せっかくの交換が徒花咲かせてしまうことになりかねません。

3点接地になって不安定になるから?なのかコロコロホイール車軸を伸ばしてワイドトレッド化するパーツも市販されてますが、本末転倒な感じがします。「そんな弱っちい軸じゃ長持ちせーへんでしょ」とも思うし。

このBromptonを受け取る時にBici Termini店長からも言われたんですが、Bromptonには「オリジナルがベスト」という部分が非常に多くあるような気がします。


2024年4月20日土曜日

いろいろ買い揃え、大詰めか

1つめは、メンテナンススタンド。

中学の頃から趣味チャリを始めましたが、こうした(ある意味)本格的なメンテスタンドを用意したのはたぶん今回が初めてです。

モノは他所でも多くレビューされてるっぽいCXWXC RS-100ってヤツで、けっこうがっしりして重量もあり、とりあえず「ちゃんと使えそうかな」という印象です(実使用はまだ)。3箇所ほどQRレバーが使われてて、フレームやシートポストのクランプ部のレバーが「耐久性、大丈夫かな…」と少し不安を感じる見た目です。気をつけて使えば大丈夫なんでしょうけどね。もう少し安くて軽い(=細い)ものもあったんですが、この手のものは「重量は正義」と思ってるので、迷わずこちらを選んだしだい。壊れんといてもらいたいものです…。

2つめは、前に「課題認識」の3点めに掲げてた携行ツールのファイナルアンサー Brompton Toolkit です。結局、コレに行き着きました。市販ツールをバラで揃えてこれを超えるスマートな携行方法にするのは私の脳みそでは無理でした。Bici Termini店長もこれを使っておられますし、某暗黒技研所長もBromptonに乗っておられた時はこのツールを使っておられたとの事。やっぱ、これしかない…のは分かるけど、値段がねぇ…。この値段に誰もが納得いく理由があるんでしょうか…。

3つめは、前後のライトです。以前に「充電式は使いにくい。なので単三1本で運用できる乾電池式ライトが良いんです」なんて書いておきながら、充電式ライトを買ってしまいました…。店頭の展示在庫の数と値札を見て即気絶…。気づいたらバッグの中に入ってました。さて、これをどうやって使うか、まったく考えていません。とりあえず「買って充電しただけ」の状態。どーすんよ、これ…。


2024年4月13日土曜日

ロードバイク、ライポジ変更

アングル17度・100mmのステムから、アングル6度・110mmのものに変更しました。

下ハンを持った時に視線を前方に向けるのが困難だったのを改善する為、アングルを変更することでハンドル高を少し上げたかったのが理由です。

ま、頭を持ち上げるだけの首の筋力が無くなってしまった、ということです。

安全面からは放置できないので、ホリゾンタリストとしては泣く泣くアングル6度のステムを使うことにしました。

結果はなんとか思惑通りで、下ハンでもちゃんと視線を前に向けることができるようになりました。上ハンではアップライトなポジションになりましたけど、まぁ所詮はポタリストなんでヨシとしておきます。

あと、輪行袋の携行方法を見直すことにしました。携行品を必要最低限にするためと、輪行袋+ショルダーベルトをBromptonと共用しようと考えているのがもう1つの理由です。

乗る自転車を変える度に携行品の積み替えが必要になりますが、それを簡単・手早くできように工夫したいところ。且つ、携行するスタイルもスマートにしておきたい。

ロードバイク用と折り畳み小径車用とでは輪行袋の大きさも全然違うんですけど、「大は小を兼ねる」でいってみることにしました。一度室内でBromptonに被せてみました。めっちゃ大きいんですが、輪行袋の役目はちゃんと果たしてくれるので全く問題無いです。なんで最初からこの方法を思いつかなかったのか…。

【後日追記】

輪行袋の共用化は諦めました。共用したい袋+ベルトは良いのですが、共用しない携行品をスマートに収納する良い方法が無くて…。自転車を乗り換える都度の携行品変更に手間がかかりそうなので諦めることにしました。


2024年4月10日水曜日

Brompton常用化に向けて・その7

先日の記事「課題認識」の2つめに書いていた、Rixen&Kaul Allegra(KT817) をBromptonで利用できるように、ブラケットを取り付けました。

ブラケット自体はAmazonで発注したもので、品物には"Aceoffix"とか刻印があったような…。(よく見てないw)

キャリアブロックに対しては、左右にはほとんどブレはなく、上下に少し遊びがある感じです。まぁ、たぶん実用上問題無いやろ、と無根拠に判断しました。(使ってみなきゃ分からんし)

Allegraの内部の背面には元から補強の為の硬い板が入っており、それに今回のブラケットに合う穴を(手加工で)開けて、その板を使ってバッグ背面生地にハンダごてで穴を開けて、M5ステンのボルト/ナットで取り付けました。

このバッグだとそれほど重たい荷物を入れることもないので、不安なく使えそうな気がしております。

あともう1点、Bromptonに付属していたBear Gryllsポーチの方も少しだけ変造。とは言っても、ベルクロ根元にDカンを取り付けただけですけどね。

バッグを外してる時に肩にかけれたら不便が無いかな〜と思って。ショルダーベルトは通販でリヒトラブのを購入しました。

っということで、バッグ系の課題対応もこれにて完了です。


2024年4月8日月曜日

Brompton常用化に向けて・その6

いつまで続くのか、このての作業…

というのは横に置いといて、とりあえず今回はサドルの変更です。

上がBear Grylls標準装備のBrooks Cambiumで、下が今回試してみることにしたFizik Aliante Versusです。

単に「まだ慣れてない」ということかもしれないんですが、Cambiumがどうも尻に合わない。簡単に言うと「ケツが痛いです」と。

ロードバイクのように本気ウェアで乗るならパッド付きのショーツもはくので問題無いのかもしれませんが、普段着のまま気軽に乗るのが目的のBromptonでもありますので、普段着状態で問題の無いようにしておきたい。ということで、手元に4つあった選択肢を試してみて、選んだのがFizik Alianteでした。

これがその選択肢で左から、Brooks Cambium、VELO Plush、ISM Adamo、Fizik Aliante。

VELO Plushは先代ストライダで使っていたもので「どっしり座る」乗り方に合わせたもの。ISM Adamoはロードバイクで前に使っていたもので、表皮がボロボロなんで捨てりゃいいものを貧乏性で…。Fizik Aliante Versusは、ロードバイクでISMを使う前にサドル沼をさまよっていた時に購入したもので、ぜんぜん合わずに長くお蔵入りしていました。

重さや格好(の悪さ)を気にしなければ、実のところVELO Plushが「安楽や〜」という感じなのですが、さすがにそうは決断できませんでした。ISM Adamoはロードバイクのような強い前傾姿勢が前提のサドルなのでBromptonにはまったく合わず。残ったFizikも乗る前は「たぶんダメやろ〜な〜」と懐疑的だったのですが、取り付けて乗ってみてちょっとビックリな感じで、けっこう快適だったのです。

っということで、ライポジ調整も含めて今後じっくりとFizikサドルの具合を確認したいと思っております。


2024年4月7日日曜日

Brompton常用化に向けて・その5

先日の「課題認識」の記事の1つめに書いておりましたブレーキタッチの問題。とりあえずリアのみシマノのロード用R55C4シューに入れ替えてみました。

写真の左側がシマノのシューで、右側がBromptonノーマルシュー。

固定用ボルトの太さがノーマルとは違っており、シマノのシューホルダーはBromptonのキャリパーには使えませんでした。

その為シューのみ入れ替えましたが、結果は、たいした違いは無し、でした。ブレーキタッチ以外に制動力にも大差ありません。

「制動時にグニャっとした感覚がある」と書いておりましたが、よーく観察してみると、この感覚を生んでいる原因はブレーキキャリパーの方でした。アウターワイヤーで押す側のアームですが、ピボット(支点)とアウターワイヤー受け部分(力点)の距離がロードバイクのキャリパーと比べて長いんです。で、ブレーキング時にこの部分がたわむことが「グニャっとした感覚」を生み出していました。

いろんな意味で精度・品質の高いBromptonですから、「柔いパーツでコストダウンを図ってました」なんてことはないはず。折り畳み小径車としての特性もあって「そういう味付け」にされているんだろうと思います。

とりあえず、リアブレーキはシマノのシューのままで継続運用します。ノーマルのシューには横一直線に凸があって、使い込むとすり減って消えるんでしょうけど、気になったのでノーマルには戻しませんでした。

2024年4月6日土曜日

Brompton常用化に向けて・その4

課題認識とか書いておきながら、そこには無い作業をやってしまうのはご愛嬌。

1つめは、チェーンステーのフックが引っ掛かる部分の補強?です。折りたたんだ時にフックがかかって前輪が開いたりしないようチェーンステーに引っ掛かるのですが、その部分には透明の保護シールが貼ってあります。でも、なんとなくすぐ傷んでくるような気がして、補強の意味も含めてマジカルカーボンを貼っておきました。

この目的の3rdパーティ品もありますが、わざわざ買うほどのものでもないし、手持ちの資材で対応することにしました。

2つめはライポジの変更。「その3」で少し書いていますが、乗り初めの頃からちょっと気になっていた「ハンドルが遠いかも…」感が消えなくて、思い切ってハンドルを「グリップ半径分ほど」手前にしました。僅かに乗ってみた感じ・家の扉のガラスに映った乗車姿勢を見た感じとして、だいぶ楽になったように思います。

折りたたんだ時のハンドルとタイヤのクリアランスは写真の通り1cmほどになりましたので、もしかしたら下向きなブレーキレバーを少しだけ前向きに変えるかもしれません。(これもちょっと気になっている点なので)

当然ながら折りたたんだ時の幅が少し増えたことになりますが、許容範囲と理解しています。


2024年4月5日金曜日

Brompton常用化に向けて・現状の課題認識

 「課題」と書くと「何かトラブルでもあるのか?」的な感じがしますが、そうではなくて「乗り手の好き嫌いによるもの」という程度の事柄です。

つまり「大した話ではない」ということで。

1つめはブレーキのタッチ。もう少し「カチっとした感じ」が好みなのですが、特にリア側がこの好みに合ってない気がしています。具体的には、制動時にシューがリムにカツン!と当たったあと、ワイヤーが伸びるというかシューが変形するというか僅かですがそういうグニャっとした感覚があるんです。ややソフトなタッチと言えばそういうことで、制動力や制動距離に問題があるワケではなく、最初に書いた通り好き嫌いの問題です。で、どうするか?ですが、ロードバイク用に買ってある予備のシマノブレーキシュー(たぶんR55C4)に交換してみたらどうなるか、を試してみたいと思っています。リムに対する攻撃性が少し心配になりますけど…、それも含めて様子を見てみないとね。

2つめはちょっとした用事の時に使う小さめのフロントバッグ。以前まで所有していた小径車で買い溜めることになったRixen&KaulのバッグをBromptonでも有効活用したい、というのが理由の1つでもあります。具体的には、アレグラ(KT817)をBromptonのフロントキャリアブロックに装着できるよう変造しようかと画策中です。とりあえずバッグ自体の採寸は終えており取り付けれるだろうと想定したブラケットパーツは発注しました。思ってる通りに上手く仕上がるかどうか、バッグに物を入れて走った時おじぎしたり変な角度になったりしないか、など心配な点がありますが、やってみなきゃ分からんですしね。まずは Let's Try。はてさて、どうなりますやら…

3つめは、ツール等の携行備品の問題。あちこち調べると、これはもう「Brompton Toolkitの1択でしょ」的な話しか出てこないんですが、めっちゃ高いですし、基本的に貧乏性分なので必要な備品が揃ってる状態では気軽に「はい、そうですね」とは言えません。必要備品をBear Gryllsに付属していたポーチに入れてみてはいますが、「め〜っちゃ重たいな〜〜」という印象。Bear Grylls自体も重たい部類なので、無用な備品で重量増加は避けたいところ。特に工具類に関しては調べれば調べるほどBrompton Toolkitの存在が大きくなってしまいますが、値札がそれを抑制してくれています。乗る距離とか時間とか行く場所によって、携行しておくべき備品は違ってくるとも思うので、近所とそれ以外の2パターンで携行品を仕分けれないか?という方針で検討中です。

2024年4月3日水曜日

Brompton常用化に向けて・その3

折り畳み小径車の特徴というか避けられない事情として、頻繁にサドルを上げ下げする、ということがあります。

結果として、サドル高が一定しません。「しません」というか、一定にする為には何らか工夫が必要になります。

Bromptonの場合、その用途向けに「サドル ハイト インサート」という付属品があって、これを使うことで簡単にサドル高を固定することができるようになります。(シートポストを目一杯引き出したらそこが設定位置、になる)

が、しかし。

サンダルで乗ることもあれば、カジュアルな厚底のシューズで乗ることもある小径車。厳密に言うと「最適なサドル高」が一定しません。

であれば「簡単にだいたいの高さ」に合わせられるようにすればよい、ということで思いついたのが、サドルレールをヤグラ(ペンタクリップ)の下側に固定しシートポストの引き出し量をその分だけ多くする、という方法。

元々サドルはペンタクリップが見える状態にセットされていて、その状態の時にシートポストを最大出したところから「指2本分ぐらい」引っ込めた位置が「自分的だいだい良好な高さ」だったのです。で、サドルの固定を写真のように(ペンタクリップが見えないように)変更することで、同じサドル高ならサドル固定位置を下げた分だけシートポストの出しシロを長くできることになります。サドル固定位置低下分と「指2本分ぐらい」がだいたい同じなので、つまり、シートポストを目一杯出したところが「良好な高さに近いものになる」ということです。

実際には「サドル固定位置低下分<指2本分」で、目一杯の位置では少し高めになるため、目一杯出したところから10mmほど下げた位置が「だいたい良好な位置」になります。「目一杯出してから10mmほど下げる」という程度なら、毎度のシートポスト上げ下げでも「ほぼほぼエエ位置に調整」できるかな、と。

サドル高の問題はいちおう解決しましたが、ライポジ的にはサドルの前後位置(というかハンドルとの距離)の調整がまだできていません。前傾すぎるのは似合わない自転車ですし、後傾すぎる乗り方に適したサドルではないでしょうし、時間をかけて良いポジションに合わせたいと思います。

「BromptonにもISMサドルが…」なんてことにはならんと思って…

この作業のついでに、サドルレールにRixen&KaulのAS804アダプタを(少しだけ加工して)取り付けました。写真にある通りCompactを付けたりワイヤーロックを付けたり、といった事が場面に合わせてできるかな、と。シートポストにバッグの尻が当たって少し曲がってますが、これぐらいなら大丈夫でしょ、と。

ロードバイクの方にもAS804が付いていてRixen&Kaulのマイクロ40(AS802)サドルバッグを付けていますが、ストレージが必要な場面ではCompactを使うことも想定しています。これも、ロードバイクとBromptonでの共用推進策の1つです。

携行備品も共用化できたら良いのですけど、これはなかなか難しい…


2024年4月2日火曜日

Brompton常用化に向けて・その2

正規運用する予定のライトを装備しました。

前後ともロードバイクと共用のCATEYE製で、前がHL-EL010、後がTL-LD630-R。いずれも乾電池式で「単三1本でOK」のお気楽運用のライトです。

ロードバイクにしても暗い道を走ることが極めて稀(ってゆーかほぼ無い)ですし、明るい時間帯でも「チカチカ点滅」の運用はほとんどしません。夕暮れ時に走る場合にチカチカさせたことがあったかな。

という使い方が基本にあるので、充電池モデルは却って使いにくくて(充電管理が大変&面倒なだけ)、自己放電耐性の良いリチウム乾電池で運用することにしています。予備の電池1本を携行しています。

Bromptonのリアは、オリジナルのリフレクタを外して金属ステーにCATEYEのリアラックブラケットを装着しました。ブレーキキャリパーとのクリアランスは1mm程度に追い込んで、お座りスタイルにした際の地面とのクリアランスをできるだけ確保するようにしました。

前のライト用には、ミズタニ自転車からリリースされている(MINOURA製)のステーを装着しています。このステーで1つだけ課題があるとすれば「ライト照射角度の調整」でしょうか。1.5mmほど厚みのある硬いステンレス製ステーを曲げて角度調整しなければなりませんが、ステーを外して曲げなきゃならんし、曲げ角度が適切かはステーを取り付けて確認せにゃならんし。ということで、かなり面倒です。ステーの販売状態ではライトはほぼまっすぐ正面を照射していたように思いますので、このステーを使う際は角度調節作業は必須かなと思います。簡単に角度調節できるよう改善されればよいですが、妙な細工で改悪されたら困りますしねぇ…。アルミ材を削って斜め角度を付けた台座をはめ込んだらいいのかな…。

「どういう角度にするのが良いか」は使うライトの特性とか走行スピード等によって違ってくるので、ユーザが個々に調整作業するしかないですかね。



2024年4月1日月曜日

Bromptonのギア比の確認

実際どんなものなのか早いうちに確認して知っておくほうが良いだろう、ということで納車間無しですが、いつもロードバイクで行く参拝サイクリングコースへBromptonで行ってみることにしました。

サドル後部に妙な色のワイヤーロックが絡んでますが、それはさておき、輪行袋や工具類を入れたポーチをハンドルバーに取り付けて、写真のような装備状態で走ってきました。

行ったのは金山彦神社までなんですが、青谷入口から1km弱ほどかな。平均斜度は7%ぐらいですが、途中には10%程度も含まれる感じ。還暦過ぎの猛烈運動不足人=私でも、1+と1−の2つを使ってとりあえず登ることができました。

内装Hubの減速比がこの通りかどうか100%の確証は無いんですが、まぁ、たぶんこれぐらいだろうと見込んで、とりあえずギア比としてはこんな感じの6速になってます。

この1+/1−で坂道を対応してきましたが、体力的には「余裕無し」でした(笑)から、贅沢を言えば「ロー側にもう1段軽いギアを…」という感じではあるのですが、その為だけに「フロントチェンリングを小さいものに…」なんてやっちゃうと、他のギアまで一気に変わってしまって、問題が他に移ってしまう可能性も。

特に、平地でポタポタ走るには2+/2−がピッタリでとても快適で、外装ギアをパチパチ切り替えるだけの気軽さなので、これを手放したくないな、と。フロントを44Tにすると、常用するギアが「3−と2+」とかになってシフト操作が面倒になったりするのがイヤやな〜、と。

ま、そんな感じで、とりあえずはノーマルギア比のままでいけそうな感じがしております。

ただ、3+は使いみちが全く思いつきませんw
重たすぎますん…



2024年3月31日日曜日

Brompton常用化に向けて・その1

まず最初にやったのはグリップの換装。前のSTRIDAで使ってたものを転用しました。Bromptonオリジナルのグリップより10mmほど短いのですが、握り部分は問題無し。ブレーキレバー位置は変更せずオリジナルのまま。ワイヤー長に影響したらイヤなので。

2つめは、フロントバッグリリースレバー用の自作ストラップw装着。「自作」なんて偉そうなものでもなく、要するにオレンジ色の紐を通して結んだだけ。これでも十分役に立ちます。

3つめは、どうしようか少し悩んだんですが「念の為」に付けておくことにしたRixen&Kaulのミニアダプター。写真ではボトルを付けてますけど、普段は何も付けないつもり。サイクリング等に行く時はボトルを装着して、ストレージが必要な時にRixen&KaulのCompactバッグ(AM813)を装着しようかなと。でも、そういうのが必要になるのは「まだだいぶ先やな〜」という感じです。

Bear Grylls付属のポーチの中に工具やパンク修理資材と輪行袋を入れて携行しようかとか思案中です。このポーチの装着場所も悩ましいところ。ステムが良いかサドルが良いか。

あらためて実車をじっくり見てみますと、オリジナルの完成度の高さを思い知ります。余計なモノを付ける余地がほとんど無い。元から付いてるモノも必要十分且つ機能的で、壊れない限りパーツ交換する必要すらない。

こういう素材を自分用に一層実用的にするには、何をどうすればよいかをよく考えないとダメですね。

ブレーキやシフトのアウターワイヤーがフレーム/フォークに擦れる箇所があって、その箇所のフレーム塗装保護をどうしようかと考えてます。「何もしない」もアリなんですが、何かできひんかな、と。

2024年3月30日土曜日

と・つ・ぜ・ん Brompton

何の前触れも脈略もなく。

突然、手元にやってきた名車Brompton。の2023年スペシャルモデル Bear Grylls。

ヘッドセットはTANGE FL270C Bici Terminiカラーアルマイト品に換装。ペンタクリップ、ヒンジクランププレートも同色のカラーアルマイト品で揃えた。ボトムブラケットはTANGE LN7922に換装。フロントホイールはBici Terminiハブ(シルバー)を使って組み換え。前後マッドフラップはKATOKABAN x Bici Terminiのものに換装。オリジナルから変更したのはこれぐらいで、あとは全部ノーマルまま。

ヘッドライトステーとしてデファクトスタンダードなMINOURA謹製のものを装着。リアリフレクタはCATEYEの丸形のをどこかに取り付けれたら、オリジナルのは取り外してそこにCATEYE用アダプタを付けて、前後ともロードバイクと兼用できるライト装備にしようと目論んでおります。

ハードウェア的にはこんな感じで、基本「ノーマルの良さが十分理解できるまで、この仕様で乗るぞ」という方針です。

ギア比は少し心配な点。「慣れ」でクリアできるのか、対策が必要なのか。とりあえず15kmほど大阪市内を走ってみた感じでは、1+が「ほぼ実用不能」と感じた以外は「まぁ使えるな」と思いました。3−/3+が坂道(登攀)用と思いますが、自分の脚にそれで間に合うかどうか…。走りに行ってみないと分からないですね。平地走行としては2−/2+がぴったり、1−も「まぁ使える」感じでした。

パーツに関しては、安易にサードパーティ品に興味を持たんようにしないとね。粗悪品や価格に見合う価値の無いモノに出会っちゃせっかくのBromptonがもったいない。

と言いつつ、使い勝手の良さを高める対策は進めないと。まずは、フロントバッグのリリースレバーを引く「手綱」を設置しないと。材料は用意してある。付け方も(いちおう)考えてある。思ってる通りにできるかどうか…。やってみないとね。

自分の年齢とかも考えて、人生で自転車を買うのはたぶんこれが最後かな…。大切に乗らないと。で、何にしても Bici Termini あってこその1台。みやっち店長が居てこその1台。ありがとね。

2024年3月11日月曜日

久しぶりに参拝サイクリング

ブログでは去年11月以来ロードバイク絡みの話を書いておりませんが、去年9月下旬からサイクリングを再開し、10月・11月・12月と3ヶ月連続で「月間100kmオーバ」で走っておりました。

まぁ、それだけ回復してきた、ということでもありますが、落ちてしまった体力はそう簡単には戻ってきません。

毎回、20kmとか25kmとか走る程度、時間にして1.5hほど走ってるだけで「脚ダル〜い」「肩ダル〜い」「首しんど〜い」「尻痛ぇ〜」という体たらく。週に1度走る程度で「戻る」のを期待したらあきませんよね。

年明け以降は、1月5日に一度だけ走りましたがそれ以降は2ヶ月ほどご無沙汰し、3月に入ってようやく金山媛神社・金山彦神社に参拝サイクリングしてきました。少し斜度が緩くなったところではギア1枚上げて…なんてことをする気力体力は無く、登り始めから軽ぅ〜いギアを「ゆっくり漕いで」ヘコヘコ・ヨロヨロと登ってました。

急にとんでもなく元気になることはないので、まぁ、ぼちぼち楽しんでサイクリングすることにします。滝畑ダムまで行って帰ってこれるぐらいになったらイイな〜、なんて思いつつ。

2024年3月9日土曜日

空調設備をコントロール

BIOSには贅沢なほどたくさんの機能が備わっていて、古い時代しか知らない年寄りには「???」が消えない設定項目も多いんですが、それはさておき、CPUの温度などによりファン回転数を制御する機能がBIOSには搭載されています。

負荷の高い処理をする予定もあまり無いし、あったとしてもCPU温度が上限値で制限されてて自動的にクロックダウンするなり電圧を落とすなり安全側に倒れてくれるんでしょうから、ファンの動作をおとなしめに設定しておくことにしました。

で、本当ならBIOSでやるのではなく、OS上でfancontrolを使ってやりたかったのですが、BIOS側の自動FAN制御をDisableにする方法が無くて、BIOSでも制御がかかる・OS側からも制御してしまう、で競合して変な具合になってもイヤなので、BIOS側で対応するしかありませんでした。

そういう中でもfancontrolにも使いみちがあって、CPU負荷が高まりCPU温度が高くなってもFANを低回転に保つよう設定することで、「CPUクーラー(ヒートシンク)に熱がちゃんと伝搬してるのか」を確認することができます。

FAN回転が超ユルユルになるので、熱伝導がちゃんとできていればヒートシンクがほんのり温かくなってくるので「CPUクーラーをちゃんとセットアップできてるな」と確認できます。熱電対の温度計でヒートパイプ付け根辺りを測ってみたら40℃ぐらいに上がってたのを確認しました。

fancontrolが使えるようになったのも、前回記事で書いたnct6775ドライバを有効化したおかげで、とりあえず「やっといてよかったな」という感じです。何の値が表示されてるのかよく分からない項目が多くて、lm-sensorsのコンフィグで ignore を指定してみたんですが、残念ながら消えないんですよね…。

ということで、パソコン空調設備の調整も完了、と。

部屋の温度が高まる季節には、微調整が必要になるかもしれませんけどね。

 ★

ファン制御とは全く関係無いですが、今朝BIOSを最新版2.08に更新しました。

ASRock A620M Pro RSを買って真っ先に、当時ASRockウェブ上に掲載されていた2.08betaに更新したんですが、今月初旬にbetaが取れて正式版になったようです。なので、機能的には何も変わらんのですけどね。

BIOSの更新は、やり慣れないとギクっとすることやドキドキすることが多いです。最初の更新はCPUもメモリも使わない「M/Bと電源だけ」でやる方法でしたが、背面LEDでしか状態が分からず思ってた以上に時間がかかってドキドキしまくりでした。「BIOS飛ばしてしまうんちゃうか…」と。

2度めの今回はBIOS中にある更新機能を使ってやりましたが、これも、開始してスグにプツン!とリブートかかりやがって「えーっ!」て声を上げてしまいました。リブートの後にちゃんと更新処理が始まるんですが、そういうモンだとちゃんと理解してやらんと、心臓に悪いっす。


2024年3月3日日曜日

各種センサー値のモニタリング

lm-sensors & Psensorという組み合わせですが、Ubuntu 23.10のデフォルトではファン回転数や各種電圧などが取得できません。

で、どうにかする方法は無いのか…と少し調べてみたところ、ASRock B650M Pro RSという「似たようなモデル名」の製品でnct6775ドライバを使う情報が見つかって、モノは試しで書いてある通りにやってみた結果が左の図の通り。Psensor上にはファン回転数は出てきましたが残念ながら電圧は出てきません。sensorsコマンドでは電圧値も取得できているようです。

当方システムの構成としてはファンはCPUファンとケース背面ファンの2つのみ装着。でfan1とfan2でそれらしき値が取得できていて、どっちがどっちなのかよく分からないんですが(涙)、まぁ、どっちかがそっちなんだろうな、とそんな感じです。(なんやそれ)

電圧値は、おそらくin0がCPUのコア電圧のように思えます。負荷の無い時は0.7V程度、CPU負荷をかけると1.35Vにリニアに上がりますので「コレかな」と思いました。その他のin2〜in14がそれぞれ何の値なのかさっぱり分かりませんw

肝心のCPU温度ですけど、値を見て一喜一憂するのをやめました。stressコマンドで100%のCPU負荷をかけると一気に85℃まで上がります。計測値としては86℃とか87℃も見えることがありますが、まぁそういう値で一定します。で、なぜ一定するか?というと、BIOSで制限されていました。BIOSの設定はデフォルトで「auto」なんですが、これが85℃制限のようです。設定値を75にすると、ほぼきっかりその値でサチります。

ということは、安全マージンを持ってautoに設定され85℃で制限されてるんでしょうから、その温度で稼働しても問題は無いはず。という理解です。事実、85℃で稼働中も、CPUクロックは定格を超える5100MHzを示すことがあります。つまり、サーマルスロットリングなんて起こってない、と。

試しに、Pixel 4a向けのLineageOS 21.0をビルドしてみましたが、ソースのダウンロードも含めトータル3hほど高負荷状態を続けましたが、なぁ〜んも問題ありません。

仕様的な制限値は95℃らしいですし、コア内部が85℃になっても問題無いんでしょう。

と理解することにしました。ということで、「センサー値モニタごっこ」はこれでおしまい。

「念の為」というと変ですが、リテールクーラのまま通年運用する気になれなかったので、サイズの虎徹 Mark3 にリプレースしました。接触面には長年手持ち在庫していた信越のフェイズチェンジシートを使いました。安心安定の長期間性能維持。信越のG751グリスも少量ですが在庫してるんですが、「年イチでグリス塗替え」なんてやってられないので。

2024年2月20日火曜日

AMD CPUの温度管理で悶々

負荷の高い処理なんてする予定が無いマシンですが、それでも「何かの拍子に…」ということもありえるので、現状実態として「どの程度のモノなのか」を知っておく必要があるワケです。

ということで、技術評論社の記事にあるスクリプトを使わせていただいて実験してみたのが左の図。

パっと見とくに問題無いように見える(事実この状態は問題無い)んですが、気になるのは、Tctl, Tccdが85℃でサチってるように見えること。何らかの機構で制御されてこうなってるのか、ベンチマーク負荷的に「この程度だった」のか。Intel製CPUであればthermaldというデーモンが動的にCPU動作(クロック)を制御するようなのですが、当該デーモンは「AMD CPUをサポートせず」ということなので、じゃぁこのマシンではいったいどうなってるんじゃい!と…。

スクリプトのベンチマークとは別に stress -c 12 で20分間ほど様子を見てみましたが、モニタできた温度はスクリプトの時と全く変わらず。全CPUが100%でTctl, Tccdとも85℃前後で一定、という状態。CPUクロックは、stress実行直後は4.7GHzでしたがすぐに4.6GHz台に落ちましたが一定しておりました。

室温21℃の環境での実験でしたが、室温が上がればそれに応じてモニタできる温度も上がるのか、そうじゃなくて85℃前後で一定するのか。また、CPU温度に対して動作クロックが自動制御されるのかされないのか。この点がまったく分かりません。(調べ方が下手なのか…)

現状は、CPUクーラは7600付属のリテールクーラを使用、ケースファンは前面は無しで背面にThermalrightのTL-C12(500rpm〜1500rpm)を使用、という簡素な排熱処理系です。気にしてるのは、このままで真夏もイケるのかどうか、冷却強化が必要なのかどうか、ということで。

悩んでるぐらいなら、Scythe虎徹Mark3ぐらい付けとくのがよいのかもしれませんが…

最初Ubuntu Desktop 23.10を導入しておりましたが、少しジタバタしてみたくなって、Linux MINT 21.3を試してみたり、Ubuntu Desktop 23.10 Cinnamonを試してみたり…。結局、Ubuntu Desktop 23.10 Cinnamonに落ち着きました。デフォルトでインストールされていたFirefoxが「画面、砂嵐状態」でしたが、アンインストールしてMozillaサイトから手動でインストールし直したら解決(回避?)。

とりあえずこの状態で当面しばらくは過ごす予定。「当面しばらく」の意味は「24.04 Cinnamonの正式リリースまで」ということ。

2024年2月17日土曜日

LineageOS 21へ(Pixel 4a)

まったく予想していませんでしたが、有志の方々の尽力により Pixel 4a にもAndroid14ベースのLineageOS 21がリリースされました。

一時期は PixelBuilds を使ったりしていましたが、開発の状況やユーザコミュニケーションの現場を見て「こりゃマズいっぽいな」と感じて、LineageOS 20に入れ替えておりました。

ので、LineageOS 20(20240208build)+Magisk(v27.0)という環境からLineageOS 21+Magisk(v27.0)への移行となりました。

事前にLineageOS 21のboot.imgにMagiskでパッチを当てておき、adb reboot sideloadしてからadb sideloadでLineageOS 21を導入、さらにreboot to bootloaderして再びsideloadにしてからadb sideloadでMindGAPPSを導入、その後もう一度reboot bootloaderしてから、fastboot flash boot で最初にパッチを適用しておいたboot.imgを(Active Slotに)導入。で、reboot to systemで、いじょ終了。(Lineage Wikiに書いてある通りのやり方に従っただけの話)

実際には自分のミスでちょっとトラブってしまいまして、元の環境にA14非サポートのPixel Launcher Extendedを入れてたのを忘れて、そのまま上記手順でLineage21を導入してしまいまして、ブートはするもののロック解除するとランチャーがcrashしてホーム画面を表示できない状態に。やむなく、adb install で適当なランチャーアプリを入れて(今回は手元にあったLauncher14 Dev版を使った)、画面スワイプからの設定でデフォルトホームアプリをLauncher14に変更してホーム画面を表示できるようにしまして、ようやくPixel Launcher Extendedをアンインストールすることができて、問題解消できました。

今はLauncher14もアンインストールして、LineageOS 21標準の Trebuchet を使っています。

こちらにはLineageOS 21での改善点などがたくさん説明されていますが、まだ全部を読みきれていません。とりあえず、現状では、何1つ問題なく普通に安心して使える状態にあります。

素晴らしい出来具合だと思います。


2024年2月16日金曜日

パソコン環境リニューアル

先代パソコンは2010年11月に購入したネズミパソコン社謹製のもので、LynnFieldなCore i7+H55チップセット+DDR3メモリなんていう「今となっては…」なスペックのマシンでありました。

しかしながら、ストレージをSSDに変更しOSをLinux MINT Cinnamonに変更することで息をつないできて、今時点でも「実用上ほっとんど問題無いパフォーマンス」で稼働してくれていました。「速い」とは思わないけど、我慢が必要な場面の無いマシンでした。

が、やっぱり元が13年前のマシンなので「そろそろ新しいスペックのものを…」との思いも強くなってきておりました。

ということで、我が家の財務省の承諾を得て、CPU・マザーボード・メモリ・ストレージを新調することにしました。

「新しいモノ」とは言っても投じるコストと得られるベネフィット見合いの選択になりまして、左の図にあるようなパーツ選択となったしだい。CPUはAMD Ryzen 5 7600、マザーボードはASRock A620M Pro RS、メモリはTeamのDDR5-6000・16GBx2、ストレージはCrucial P3 Plusの1TB・NVMe。CPUクーラーはCPU付属のリテール品を使用。気温(室温)が高い季節を迎える頃には対策を考えないといけないかもしれません。

ストレージは取り付けない状態でまずはMemtest86+でメモリーチェック。最初は、BIOSデフォルトのDDR-4800で、その後DDR-6000に変更して再テスト。あまり長くはやってないですが、まずは問題無し。

その後ストレージを取り付けて、いざ、Ubuntu Desktop 23.10を導入。CPUよりも何よりもチップセットが新しいものなので、OSコンポーネントもできるだけ新しいのが良いだろう・カーネルも新しいのが良いだろう、ということで23.10を選びました。結論からいうと、インストール途上で少し問題ありましたが、とりあえず問題なく使える環境にすることができました。

OSイメージをUSBメモリに焼いてそれでブートしてから「インストール!」という標準手順でいく計画でしたが、インストーラのウィンドウ表示が「砂嵐」になってしまい認識不能・操作不能で撃沈。USBメモリからSafe Modeでブートして、なんとかこの問題を解消しインストールに進むことができました。

インストール後、デフォルトのディスプレイサーバは「Ubuntu」になってるんですが、実体はWaylandのようで、いちおうちゃんと画面表示されました。旧パソコンが Linux MINT Cinnamon Editionだったのもあり、Cinnamonを追加導入してみたところ、いくつかのアプリで「砂嵐」が発生。Cinnamonでは XWayland 経由での描画になるのかな、とりあえず導入自体は問題無かったんですが、Firefoxが「砂嵐」、アプリセンターも「砂嵐」となって、これまた撃沈。Gnomeも試しましたが、少し野暮ったい見た目が好きになれず、結局 Ubuntu デフォルトでいくことにしました。

パーツ選択の時「Ryzen 5 8600Gにしとくか…」なんて考えてたんですが、そうしてたらさらに問題を抱えることになったのかもしれません。

とりえあずいろいろと問題がありましたけど、いずれも回避できて無事使える環境を構築することができて安堵しました。

環境構築作業が少し落ち着いたところで、CPU負荷テスト(と温度状態確認)を実施してみたところ、12スレッド全部で stress 動かしたらTclはほぼ瞬間的に85度まで上昇。マザーボード上のどこかCPU近傍にある?サーミスタの計測値と思われるのが53度まで上昇。室温は18度だったので、けっこー上がてしまうことが分かりました。これから先、気温が上がってきたときにどうなるのか、注意しておかねばなりません。

ケースファンは背面120mmの1発のみ。前面は92mmが必要なんですが手持ち在庫がなく、負荷の高い処理をする予定もほとんど無いので。ケース内はほとんど「ガラ空き」状態なので空気の流れも問題無いはず、ということで。

今回のパーツ新調でちょっと怖かったのがATX電源。使用したのがAntecのEarthWatts EA-650ってヤツで調べてみたら2009年に購入したもの。今ドキのマザーボードに必要なコネクタはちゃんと揃ってるのは確認していましたが、供給電力的に大丈夫なのかどうなのか…。今のそれらしき事象は何も起こってない(感じてない)ので、ひとまず安心しております。が、電源がイカれる時に発生する症状は、めちゃくちゃ微妙なのでねぇ…。ちゃんと気づけるかどうか不安が残ります。とは言え、使える電源を捨てて新しいのを買う気になれないので、Antecくんに頑張ってもらいます。

旧パソコンでは VirtualBox の仮想マシンにWin10を導入して、特に印刷が必要な場面で使ってきておりました。VirtualBoxを7.0にアップデートして、仮想マシンの設定としてWin11導入要件を満たせるのがわかったのですが、いかんせんCPUが古すぎてOSアップグレードは蹴られていました。今回のリニューアルに合わせて再度アップグレードに挑戦してみた結果、既存Win10(Home)をWin11(Home)にアップグレードすることができました。「ライセンス認証済み」になったので、それはつまり「無償アップグレードできた」と。Win11新規インストールではライセンス認証できませんでした。

新ハードの効果もあって、仮想ホストとは思えない快適レスポンスで、これなら何も我慢することなく普通に使えます。

もちろん、実ホストのUbuntu Desktopも快適に利用できています。ストレージが SATA SSDから NVMe に変わったのが、体感上で一番効果あったのかな、と理解しています。

2024年1月16日火曜日

Google純正ROMで安楽に過ごす

Pixel 6aですが、DerpFest14がナンギな状況になってGoogle純正ROMに避難してからしばらく経ちました。

現在の環境は以下の通り。

ROM:Factory Image UQ1A.240105.002
Kernel:GS BLURAVIOLE v11
Magisk v26.4 w/Zygisk enable.
Magisk Modules:
 LSPosed v1.9.2
 Pixel_Launcher_Double_Tap_to_Sleep v1.0.1
 Pixelify v3.0 (for GPhoto unlimited)
 PlayIntegrityFix v15.1
 zygisk-detach v1.9.1

これがけっこう快適で、見た目のカスタマイズなんてほとんど何も無いんですが、機能や操作性として「最低限こうあって欲しい」というところは問題なくカバーできている状態です。

端末のハードウェアボタンを使うのがあまり好きじゃなくて、DT2Sを実現する為にLawnchair14を使ってみたりしてたんですが、なんとなく電池消耗が進むクンのような気がして(誤解/勘違いかもしれません)、他を探していたらDouble Tap to Sleepなんていうダイレクトな名前のMagisk Moduleを見つけてしまい、モノは試しでやってみたらAndroid14でも無事機能してくれました。

また、GS Blueraviole Kernelは、けっこう素晴しいというか、アイドル時の消費電力が極めて低く、且つ、アプリの起動や動作にラグがあるワケでもなく、極めて良好な印象です。

ということもあって、「カスタムROMが無くても、とりあえず快適やな〜」という状況です。

DerpFest14の方は、Gappsとの間で問題があって「System UIがクラッシュする」という障害が起こってたらしいのですが、最近にそれが解決に向かっているらしく、もう少ししたら無事にリリースされるのかもしれません。ちょっと楽しみではあります。

【後日追記】

zygisk-detachをv1.10.0にアップデート。さらにPixel Expert v3.3.0も追加で導入。「あれこれカスタマイズしまくりたい」ということではないんですが、通知エリアの時刻表示にAM/PMが欲しかったのと、ロック画面でのDT2S、ロック解除PINのランダム配置、が欲しかったので…。何にしても大した動機ではないですw

あと、GS Blueraviole Kernelですが、もしかしてIO Schedulerの"ssg"が良い結果をもたらしてくれている原因かも…と思ってしまいました。

【さらに後日追記】

Pixel Expertを使うのやめました。v3.3.0だと勝手に再起動が起こって、canary-326にして落ち着いたっぽいんですけど、なんかそんなことしてでも使い続けたいとは思わなくなって。どうせ、大した動機も無しに使い始めたので、やめるのも「あっさり」と。


2024年1月6日土曜日

DerpFest14にナンギする

昨年12月中旬にDerpFest13から14に入れ替えて「なかなか良いやんか」と比較的良い印象を持ってたんですが、12月下旬に出た新しいビルド分からちょっと雲行きが怪しくなってきて…

それまでMagisk(Zygisk enabled)+zygisk-detachという構成でroot化などしていたのですが、12月下旬のUpdate分から「KernelSUサポートが追加」になったので、KernelSU(+Manager)+ZygiskNext+zygisk-detachという構成に切り替えました。で、この部分についてはかなり良い印象で、Magiskだと事前にboot.img等を取り出してパッチ当てして、ROMイメージをSideloadしてからパッチ当てしたboot.imgをFlashして…という儀式が必要だったのですが、これが全く要らなくなりました。

起動したAndroid上でも要rootアプリはスムースに機能しますし、KernelSUベースのroot環境はかなり好印象でした。

ですが、DerpFest本体がいくつか問題があって…。

初めの頃は「ブート直後にロック解除しても勝手に2度ほど再ロックされてしまう」という問題だけが気になった点で、ブート時だけ辛抱すればよいだけの話なので気軽に構えておりました。ですが、導入した直後にTelegramでビルダさんにレポートしたら「そのビルドは使わないのをお薦めする」なんて言われてしまって…。

自分で気づいていた問題はそれだけだったので「ま、大丈夫やろ」と常用を続けてきましたが、年が明けてここ最近になって、妙な挙動が増えてきました。主にUI絡みのようなんですが、急に画面がブラックアウトしてアプリ画面に戻らない・ブート時以外でも勝手にロック画面になってしまう、などなど。

ビルダさんの言う通りなのかもしれません。

当方が気づいた問題以外にAndroid14ベースのカスタムROM全般で「ボリュームパネルの表示位置が変」という問題が起こっているようで、自分の手元ではこれは発生していないんですが、他のユーザさんはけっこう気にしてらっしゃる様子。

ということで、今の問題ありROMを使い続けるのがちょっとしんどくなってきました。

が、どこまで戻すか。それとも別のROMに(一時的に?)乗り換えるか。Matrixx 10.1.2も気にはなってるんですけど…。

ま、そんな感じで、少し悶々とした状態のPixel 6aなのであります。

【後日追記】

結局、「これや!」と意思決定できるカスタムROMが見つからず、Google純正Factory Imageをインストールしました。

諸般の事情があって Magisk によりROOT化。Zygiskを有効化して Pixelify を使ってGoogle Photoを無制限アップロード対応に。zygisk-detachを使ってBryton Activeアプリ(旧版)をGoogle Playから切り離し。

モノのついでに、Lawnchair を使ってみることにしました。

久しぶりの純正Android。たまには、これも良いものですわ。