2024年4月21日日曜日

緻密に計算されたBrompton

見れば見るほど、触れば触るほどに、計算されつくした設計に驚かされます。その1例。

折り畳んだ時のコロコロホイールですが、キャリアラック無しモデルなので、左図のようにホイール3つが接地します。が、接地するのはその3つだけではなくて、前輪も接地して合計4点で支える形になってるんです。

なので、コロコロホイールを3rdパーティ品などに交換して直径を変える(大きくする)と、この4点接地具合に影響が出る ー つまり、前輪が接地しなくなる=不安定になる、かも。

こういうところまで考えて作られてるから、単にコロコロ転がす時のホイールだからと安易に交換したりすると変な影響が出たりするんですね。オリジナルの出来具合をよく分かった上で対応しないと、せっかくの交換が徒花咲かせてしまうことになりかねません。

3点接地になって不安定になるから?なのかコロコロホイール車軸を伸ばしてワイドトレッド化するパーツも市販されてますが、本末転倒な感じがします。「そんな弱っちい軸じゃ長持ちせーへんでしょ」とも思うし。

このBromptonを受け取る時にBici Termini店長からも言われたんですが、Bromptonには「オリジナルがベスト」という部分が非常に多くあるような気がします。


0 件のコメント: