2020年12月28日月曜日

世代交代

 

腕時計ですが、結局、新しいもの ~逆輸入モノのSNK803K2~ を調達しました。

キャリバーは7S26Cで秒針ハック無し且つ自動巻きのみ。本当に「細かいコトを気にする必要がない」ように造られています。

「秒針は、時計が動いているコトを証明するためだけにある」

というのを地でいく時計で、気にする日差は分オーダで良い、という感じの運用にピッタリの時計です。

ですが、とりあえず機械装置としての素性を知っておく為に細かく見ておりましたが、日差は数秒程度な様子です。未装着で平面に平置きしてると、就寝時間中に「少し遅れるかな…」という感じで装着時はほぼズレ無し。装着時の腕の動きが少ない生活なので、ゼンマイを巻くのに手でワインドすると「少し進むかな…」ということで、総じて「良好な精度で動きますな」というものです。

先代SCVE007と比べると時計本体の重量感はだいぶ違います。目に見えるパーツも「値段なり、やな…」という感じがしますが、時計としての機能は全く問題がない。寿命がどれほどかは将来の確認事項になりますが、この時計が実売9000円しないのですからリッパなものです。ベルト交換などを楽しみながら付き合っていきたいと思います。


SNK803K2に付属していたベルトは、所持しているもう1つのクオーツ時計の方に換装しました。
こちらの時計も長年使ってなかったものなのですが、ちょっと前に電池を交換して稼働復活させたもの。ベルトが傷んでましたので、タイミング的にはちょうど良かった。


2020年12月15日火曜日

キリっ!と仕上がらない時計

 

結局、未装着(水平状態保管)の時で +0.6ms/sec、装着時では -0.2ms/sec という状態で常用することになりました。

Clock Tunerの利用で作業効率を上げれると思っていたのが大どんでん返しをくらってしまい(ひとえに当方準備不足の問題)、結局、じわじわと手探りで調整する…という超低級素人手法になって気力の限界点で落ち着かざるを得なかった、というワケでございます。

使用期間が伸びれば状態が違ってくるのだろう(経年劣化)と思いますが、その時にまたこうして調整する気力がわいてくるかどうか…

新しいのに買い換える可能性が極めて高いような感じがしておりますw

ボタン電池のクォーツのも1本持っているのですが、何故かメカニカルは引力が強い…困ったことです。

【後日追記】
なんとなく予感はあったんですが…
昨日(12/23)午後から急に容態が悪化し、何度も何度も調整するなどしましたが看護の甲斐なく本日旅立ってしまいましたw

前触れも思いつく原因も何もない、ホンマに急激な変調でした…

2020年12月14日月曜日

今ドキのLinuxに触れてみる…

思いついたように身の回りの不用品を始末しておりましたところ、思わぬところから往年の人気機種 ASUS EeePC が飛び出てきまして、少しだけ興味が湧いて電源ONしてみたら、これまた往年の VineLinux が立ち上がってまいりました。

「もしかしたら、今もまだ現役で使えるかも…」

と思ってしまったのが運の尽きw。早速リサーチを開始してスグに行き着いたのが Linux MINT なるDebian由来Ubuntu由来の軽量ディストリ。試したのは現行最新版の1つ前の 19.3のXfce版。H/Wが32bitな為これしか選択肢が無かった…。

しかしてその実態は、さすがに往年のH/Wでは役不足感が否めず、何をするにも緩慢な動作で「辛抱強く待つ寛いココロ」が必須の環境でありました。そもそも、1024x600 という解像度はアウト・オブ・ガンチューなようで、[OK][キャンセル][保存]など主要な操作ボタンが画面外に出てしまうアプリも多く、TABシーケンスから妄想しながら「ここぞ!」というところで[Enter]を押して対処する気概が必要な状態でありました。

それでも、相応の辛抱強さをもって対応すれば「使えなくもない」ぐらいにはセットアップでき、とは言え使う気にはあまりならないのですけど(殴)「いざ!カマクラ」的な場面で活躍できる可能性を強く感じたしだいであります。

画面の狭さが大きな障害であったので、DSUB15でサブモニタに接続してデュアルモニタ環境でどうじゃ!と意気込みましたが敢え無く撃沈。ウィンドウ操作・マウス操作・画面操作、全てに於いて「さらに鈍重」になり使用に耐えませんでした。いちおうマルチモニタ設定のI/Fはありましたが、まともに設定すらできず(≒操作できず)に撃沈でございました。Xfce版固有の問題でCinnamonなら問題無かったのかもしれません。

32bit版は19.3で終了し、それ以降のバージョンは64bit版しかリリースされないようで、かのネットブックの寿命は 19.3の寿命とともに終了することになりそうです。

今回の作業で一番驚いたのは、viのキーバインド(の一部)を自分のカラダがまだ覚えていたこと。カーソル移動はもとより文字挿入/加行/削行など、何のよどみもなく操作できてしまった自分に驚愕したしだいw

そういう楽しさを味わったレアな体験なのでありました。

今ドキなH/Wならとても快適に利用できる可能性も感じることができたのも収穫の1つかな。Windows OSに縛られる必要の無いプライベートなパソコン環境なら、全く問題なく利用できるように思いました。

Linux MINT、素晴らしいです

【後日追記】
諸事情あってCinnamon版を導入し直しました。インストール後に諸々作業した内容はざっくり以下の通り。(などと書き残す理由は完全に自分用備忘録)

いずれも、Web界隈に記録されていた先人様の貴重な情報によるもので、ありがたいことでございます。

■ rootのパスワードを設定
sudo su -
passwd

■ システムの更新
sudo apt update && sudo apt upgrade

■ 日本語入力の有効化
MINTメニュー → 設定 → 入力方法
左ツリーで「日本語」を選択
キャプションバーの入力方式フレームワークが「Fcitx」を確認し[インストール]
完了後、ログアウト&再ログイン

■ 自分の好みの日本語フォントの追加(Rounded Mgen Plus)
フォントファイル(*.ttf)を /user/share/fonts/truetype にコピーする (root権限)
sudo fc-cache -fv (←時間がかかる)

■ システムのフォント設定を変更
「設定」ー「システム設定」ー「フォントの選択」で必要箇所を変更

■ ホームDir内の日本語フォルダを英語表記に変更
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

■ sshサーバのインストール
sudo apt install openssh-server
service ssh status
「Active: active (running)」を確認
Windows Terminalで「ssh -l {user_id} {host_ip}」で接続確認

■ Sambaのインストール
sudo apt install samba system-config-samba
sudo touch /etc/libuser.conf
Sambaユーザを追加する
/etc/samba/smb.conf を修正する
 [Homes]関連を有効にしてユーザホームを共有する(read-only = no が必須)
 [Printers][print$]をコメントアウト
sudo systemctl restart smbd

■ Firefox初期設定
[Googleを規定の検索エンジンに設定する]
https://www.linuxmint.com/searchengines.php にアクセスする
ページ最下部の「OTHER ENGINES」に並ぶアイコンから望むものをクリックして
アドレスバー右側の … をクリックし「検索エンジンを追加」する
「設定」ー「検索」で規定の検索エンジンを変更する
[タイトルバーを消す]
「カスタマイズ」の最下段の「タイトルバー」のチェックを外す

■ TLPの導入
sudo apt install -y tlp tlp-rdw
sudo tlp start

■ Winで作成したzipのファイル名文字化け対策(unzip-jpの追加)
~/.bashrc に以下を追加する
 alias unzip-jp='unzip -O shift-jis'
souce ~/.bashrc
以降、unzip-jp を利用する

■ 右クリックメニューにunzip-jpを追加
/usr/share/nemo/actions/sample.nemo_actionを ~/.local/share/nemo/actions/ に別名コピー
コピーしたファイルに以下を追記

[Nemo Action]
Active=true
Name=unzip-jp
Comment=unzip-jp %F
Exec=unzip-jp %F
Icon-Name=gnome-mime-application-x-compress
Selection=any;
Extensions=zip
Quote=double

【さらに後日追記】
自宅メインPCでもLinux MINT (Ulyana, 64bit) をUSBブートで試してみたところ、極めて快適で「Win10なんて要らんかも…」と思うに足るものでした。

2020年12月3日木曜日

ユルっと調整した腕時計をキリっ!と仕上げる?

 

ド素人の手元にTimeGrapherなんぞ用意できはずもなく…

とハナから思い込んでたので調べることすらしていなかったのですが…

「もう歩度調整はおしまい!もうこれでイイ」とケリつけたつもりだったものを、最後の最後になって「もーちょっとだけ…」とスケベ根性を出してしまったのが運の尽き、最終のウルトラ微細調整作業の時に手元が狂って緩急針が大きく動いてしまい、これまでの努力が水の泡となってしまいました。

もうこの時計は終わりにしとくか…とも考えたりしましたが、もう1回だけ奮起することにして、効率的に作業するにはTimeGrapherは必須…先達はどのように対応してるのか…とようやく本腰入れて調べたところ、なんとまぁ、スマホ+有線ヘッドセットという超簡易な設備で対応できるらしいことが分かりました。

というので用意したのがClock Tunerなるアプリ。ヘッドセットのマイク部を時計のチックタック音が拾いやすい場所に近づけてアプリでしばらく計測するだけ、という手軽さ。

とりあえず、上の絵のようなところまで調整して現在様子見の段階。

時計を水平に静止状態で置いて見ているので、実使用した時にどうなるかは別途「様子見」しなきゃなりません。おそらく再調整が必要だろうと思います。

が、簡易TimeGrapherが手に入ったことで調整作業(の結果確認作業)が格段に効率化できました。

緩急針の操作だけは相変わらず困難を極めますw

【後日追記】

現状は、未装着で水平静止状態なら日差+40秒強、装着状態だと日差+7秒ほど。というような調整具合。つまり、寝てる間には20秒ぐらい進んでしまうけど、腕に装着する前に20秒ほど時計を止めてから装着するようにすれば、腕に時計がある状態の間はほぼほぼ問題ない誤差で運用できるよね、ということです。

「もうそれぐらいでやめておけ…」という神様のお告げが聞こえてきた感じが…

もう少し詳細に書くと、未装着/水平静止状態の時は1秒につき 0.5ms ほど進み、装着状態では 0.1ms強 ほど進む設定になっています。緩急針を操作すると基本的にどちらの状態についても同じだけ変動するので、もうあと僅かに「遅くなる方向に」調整すれば、装着/未装着を総合して安定した精度を維持する状態に設定できる可能性はあります。しかし、そうしたピンポイントを狙うのは素人対応ではもうムリでしょ…という感じです。

「疲れました…」というのが正直なところでw、遅れた時計を進む方向に合わせるより進んだ時計を遅らせる操作の方が簡単なので、現状でヨシ!とすべきなのかな、と。

【さらに後日追記】

時計の保管状態として、水平で置いておくより垂直(に近い)状態で置くほうがズレが小さくて済むことが分かりました。それも、12時を上にした垂直ではなく、3時を上にした垂直が最もズレが小さくなるみたい。水平状態では前述の通り+0.5ms/秒ですが垂直状態では+0.1ms/秒ぐらいに収まるようです。

メカニカルウォッチとのお付き合いは、かくも楽しいものか、とw