2023年3月29日水曜日

Linux MINT環境の「魔除け」対策

要するにセキュリティ的な対策の事ですが、Windowsを使ってた時はESET Internet Securityを利用しておりましたが、これのLinux版は無く、そうしたツールを利用しない対策を実施することにしました。

OS含めソフトウェア類のアップデートは適切に実施すること、ウェブ検索でヒットしたページを手当り次第に見たりしないこと、というような基本的なことは実施するとして、システム的にどのように対策しておくか、という視点で、(1)システムワイドな対策としてhblockを導入、(2)ウェブブラウザにuBlock originを利用する、という方針でいくことにしました。

hblockだけでも充分なのかもしれませんが、ブラウザでの表示レイアウトが少し崩れてしまう(重箱の隅問題)ので、uBlock originを併用することにしました。

hblockもuBlock originも広告対策的なツールと理解されているのかもしれませんが、いろいろ危ないのは広告サイト(サーバ)のような気がしますし、それを人間系で対策するのは極めて難しいと思うのでシステム的にフォローしてもらうのが良いかな、と。


2023年3月25日土曜日

Linux MINT環境・その後

昔のLinuxの事を思えばこれほどラクなことはない…と思えるぐらい安楽に使っています。Windows OSと遜色ないぐらい…というか、もっと安心かもしれない…。

作業効率面からコンソールを使うこともあるんですが、ややこしい(面倒な)システム管理をしないのであれば、もうほとんどの作業がGUIで行えるようになってます。パッケージのアップデートは素早いですし、GUI操作に関する一般的なITスキルがあれば、もう誰でも使えるOSなんじゃないか、と思います。

それはともかく、使ってて1つ気になったのがサスペンドからの復帰した時の問題。

レジュームするまでの時間が短い場合は問題無いんですが寝る前にサスペンドして翌朝起きた時にレジュームする、というような場合に「PC本体はレジュームしてる(ように思える)んだけど、モニター出力が回復しない」という状態に何度か(何度も)遭遇しました。

キーボードを操作してもマウスを操作しても[Ctrl]+[ALT]+[DEL]しても、ディスプレイの電源をオフオンしても回復せず、ハードウェアリセットかけるしか方法がありません。

いくつか試してみた結果、上の図にある「ディスプレイの電源を切るまでの時間」を「なし」にすることで解消できました。(と思いますが、もしかすると、hibernateとhybrid-sleepを無効にしたのも問題解消できた要因の1つかもしれません)

この問題とは別ですが、サスペンド期間が短時間だった場合、レジュームした時にパスワード認証しないようスクリプトで設定しました。(参考にしたページ: Linux デスクトップ環境でサスペンドモードから安全にパスワード入力無しで復帰する方法

あと全く別件で。たまたま偶然にMozcの設定が気になって見てみたら、郵便番号変換が有効になっていながら郵便番号辞書が無いことに気づきました。

これはいかん!と、早速郵便番号辞書を整備することに…し始めたんですが、シェルスクリプトやsed/awkから長らく遠ざかっていたため、いろいろ調べる/思い出すのに四苦八苦。ウェブ上にあった有用な情報をいただきながら、なんとかスクリプトを作成して、日本郵政が公開している郵便番号データ(を正規化したデータ)を元に辞書インポート用ファイルを作成し、郵便番号辞書を用意することができました。

1回ぽっきりの作業ならスクリプトなんて作らず手作業でやれば済むのですが、元データは毎月末に更新されるようですし、毎月ではなくてもいつかまた作業するかもしれないのでバッチ一括で処理できるようにしておきました。そういう準備をした事すら忘れてしまう可能性も大いにあるんですけどね…

"KEN_ALL.CSV"でググってみて分かりましたが、日本郵政の提供データ、中身が酷いっすね。気軽に使えんやん…。だいぶ以前から世の中の悲痛な叫びが多数あるにもかかわらず、一向に修正しない…。さすが、役人・役所由来の企業さんだと改めて理解を深めました。

【後日追記】

サスペンドからの復帰で画面表示が戻らない件、電力管理の設定とハイバーネートのDisableで対処できたと書いたんですが、まだダメな場合がありまして…。

nVIDIA X Driverの設定を一部変更して様子見することにしました。接続しているモニタに対するVSyncが復帰しないのが原因ではないか?との根拠の無い推測でw


【さらに後日追記】
ようやく正しい対策らしきものを発見しました。


2023年3月12日日曜日

続:電池消耗対策(Pixel 6a)

1月中旬、入院直前に電池消耗対策として Google Play Services のデータ消去を行って、結局それでアイドル時の電池消耗はほぼほぼ抑えられました。あとは、使うアプリ的な問題を解決すればよいだけ、という状態でした。

その「アプリ」ですが、自分的には以下の3点ほど。

1つは Tap, Tap。「背面タップで設定したアクションを起こす」アプリですが、機能的には非常に良いものの、永続的安定的にバックグラウンドで機能させる為にDozeモードにならない(=OSにKillされない)必要があります。ので、「酷い状態」では無いものの目立つ感じでアイドル時も電力を消費してくれます。自分は背面タップでスクリーンOFF(&ロック)に設定していましたが、背面タップは諦め、DT2Sをサポートするランチャーを使うことにしました。

2つめは Facebook Messenger。電力ガブ飲みってほどではありませんが、たいした用事も無いのにバックグラウンドで動き続けて…。このサービスの重要性に見合う電力消費とする為に、Facebook Messenger Lite に入れ替えました。ITインフラ後進地域向けのみに配布されているので、Google Playでは入手できません。APKMirror から拾ってきてインストールしました。電力消費グラフで目立たない状態になりました。このアプリで気に入らないのは、素でダークモードをサポートしない点。調べてみたら、Androidの開発者オプションでダークモードを強制すれば良い、とかあったのでその通りにやってみたら、なるほどダークモードにできた。「これでOKか」と思いきや、普通にダークモードに設定できていたFacebookアプリの方の表示がおかしくなりやがった。一旦ダークモード強制を諦め、Messenger Liteは白っぽい表示で我慢することにしました。

3つめはFacebookアプリ。こちらも Lite に入れ替えました。消費電力的な問題はそれほど無かったんですが、なんとなく「Liteで揃えとくか」みたいなw。で、こちらのLiteは標準でダークモードをサポートするので設定しましたら、なんと、Messenger Liteの方もダークモードになってくれました(なんやねんそれ…)。まぁとりあえず、望む結果が得られたのでヨシとしておきました。

っということで、Pixel 6a の電力問題も無事解決です。

【後刻追記】
Facebook LiteとMessenger Liteの「ダークモード」に関して、Facebook LiteからMessenger Liteを呼び出すとFacebook Liteで設定したモードで起動しますが、Messenger Liteを単体起動するとダークモードになりません。という仕様なのかどうなのか、とりあえず、そんな状況です。細かいこと言うのやめますw


2023年3月5日日曜日

自宅メイン環境をLinux化

Linux MINT21.1 Cinnamon
古くはMS-DOSな時代からMicrosoft製OSと付き合ってきましたが、「もうそろそろ、終わりにしよう…」ということでLinuxにリプレースすることにしました。

ハード自体は10年以上前のシロモノで実用的には何1つ問題がないものなのですが、Microsoft的には「新しいのに買い替えないと、新しいOSへアップグレードさせへんぞ」ということで、SDGsな時代に無用な物品買い替え強要から逃れるため、2025年10月のWindows10の寿命を待たずにLinux移行を決断しました。

選択したOSは Linux MINT 21.1 Cinnamon。Linux MINT Japanの追加パッケージを導入して日本語対応を整備しました。

ブラウザ等でクラウドサービスを利用していたのもあり、「Windows上でやれていた事の大部分が(比較的簡単に)Linux上でもできる」ようになりました。Web上にも多数の情報があり、導入や設定で困ることはほとんどありませんでした。

使用中プリンタはキャノンのMG6130というこれまた10年以上前のもので、Linux版ドライバは提供されてはいるものの Ubuntu 10.04 が動作(導入)保証のように記載されていました。案の定、素直にインストールできず、libpng, libtiff4, libpango等を手動導入することで対応できました。また、スキャナドライバも同様に libusb を手動導入して対応。これらの情報もウェブ上で見つかって、たいへん助かりました。

Windows上で使っていた年賀状アプリを Wine で動かしてみたのですが、動きはするもののフォントの関係かレイアウトが大きくズレてしまい、実用性に乏しい状態。フォントを導入すれば解決できるのかどうか…、でも「年に1度か2度ほど使うアプリ」のためにあれこれ手間かけるのもイヤだったので、VirtualBoxを使って仮想マシン上にWindows10を導入して、そこに年賀状アプリを入れておくことにしました。

まぁ、宅内ネットワーク上に最低1台Windowsマシンがあれば良いような気がするので、おいおい対応を考えていきたいと思っています。

今まで Linux をサブマシン的に使ったことはありましたが、メインで使うのは今回が初めて。覚えなきゃならない事・思い出さなきゃならない事がたくさんありますが、ぼちぼち頑張って対応していきます。

Linux MINT 21.1 + 日本語追加パッケージ、素晴らしい完成度です。データ用ストレージとして使っていたハードディスク(NTFS)もそのまま問題なく使えています。