2024年4月25日木曜日

アンティークなサイコンの再利用

10年以上前に買ったユピテルのASG-CM31です。母艦パソコンで使うコンパニオンアプリがGoogleマップのAPIを利用するものでしたが、Googleのサービス仕様変更で地図が利用できなくなり、アプリの使い勝手が悪くなって完全に終わった機種になったものです。

というようなシロモノを捨てずに残していたのを思い出し、「Bromptonで使えるかな」とふと思って試してみたしだい。

ハードウェア自体は充電すれば復活してくれました。が、動作がめっちゃ緩慢で…、アンティーク品ですからやむを得ません。本体内蔵の地図データは10年以上前のものですので、実際の利用シーンでは「道の無いとこ走っとるやないか!」という事が十分起こりえます。「そういうもの」と理解して利用する必要があります。

実質利用不能となったコンパニオンアプリに関して、まぁ私の場合は非サポートなLinuxを使ってる関係でこのアプリはそもそも使えないんですが、それはともかく特にルート作成をどうするかですが、調べてみたらstrava等からダウンロードしたGPXファイルをPowershellで加工してユピテルサイコンに登録できる形に変換するスクリプトを見つけました。それを参考にさせていただいて同じ機能のsedのスクリプトを作成しました(下記枠内)。

s/.*<\/trkpt>//g
s/^<\?xml.*\?>$/<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>/g
s/<gpx.*>/<gpx>/g
s/.*<metadata>//g
s/.*<link.*>//g
s/.*<\/link>//g
s/.*<metadata>//g
s/.*<\/metadata>//g
s/.*<text.*text>//g
s/.*<!--desc.*desc-->//g
s/.*<!--copyright.*>//g
s/.*<\/copyright-->//g
s/.*<year.*year>//g
s/.*<license.*license>//g
s/.*<!--url.*url-->//g
s/.*<time.*time>//g
s/.*<number.*number>//g
s/.*<name>TP.*<\/name>//g
s/.*<desc>//g
s/.*<\/desc>//g
s/.*<author>//g
s/.*<\/author>//g
s/.*<keywords>//g
s/.*<\/keywords>//g
s/.*<bounds.*\/>//g
s/.*<!\[CDATA\[.*\]\]>//g
s/.*<ele.*ele>//g
/^$/d

これを使って変換したGPXファイルをASG-CM31のimportフォルダに転送すると、サイコン側でルート選択して表示できるようになりました。

サイコン本体の方は走行ログもちゃんと取れるようで、完全手動になりますが母艦パソコンを経由してstravaへもアップロードできました。(古いUSB-MiniB規格のケーブルが必要なのがネックかw)

話の順序が逆かもしれませんが、サイコンの取り付けは冒頭の絵の通りです。グリップがノーマルより少し短めなのでブレーキレバーとの間に隙間があり、その部分を少し厚めのゴムシートで嵩上げして、ブレーキレバーの上を跨ぐようにブラケットを取り付けています。サイコン本体下面にきちんと隙間ができてるので変速レバー操作も問題ありません。

っということで、「まぁ、使えるやん」という感じにできました。使える状態にはしましたけど、この先本気でこれを使うのかどうか…自分でもよく分かっていませんw

【後日追記】

「使うかどうか決めかねてます」みたいなこと書いておきながら、スピードセンサーなんぞを取り付けてみる試験w

マグネット式なんて今はもう流行らないんでしょうけど、Bromptonはセンサーを付ける場所が限られてしまってて、こういう方式しか考えつきませんでした。

センサーはロードバイクで使ってたものを転用しました。(元はASG-CM31に付属していたもの)

Bromptonにスピードセンサーを取り付けた理由は、サイコン本体のGPS測距精度が悪いっぽい(古い機種なのでしかたがない)ので、ある程度正確に距離を測定するにはこれしかない、というところです。

タイヤ(ETRTO 35-349)の周長ぐらいどこかのウェブに載ってるやろ…て思ってたんですが見つけられず(検索下手なだけ?)、実測して1310mmに設定しました。

2024年4月21日日曜日

緻密に計算されたBrompton

見れば見るほど、触れば触るほどに、計算されつくした設計に驚かされます。その1例。

折り畳んだ時のコロコロホイールですが、キャリアラック無しモデルなので、左図のようにホイール3つが接地します。が、接地するのはその3つだけではなくて、前輪も接地して合計4点で支える形になってるんです。

なので、コロコロホイールを3rdパーティ品などに交換して直径を変える(大きくする)と、この4点接地具合に影響が出る ー つまり、前輪が接地しなくなる=不安定になる、かも。

こういうところまで考えて作られてるから、単にコロコロ転がす時のホイールだからと安易に交換したりすると変な影響が出たりするんですね。オリジナルの出来具合をよく分かった上で対応しないと、せっかくの交換が徒花咲かせてしまうことになりかねません。

3点接地になって不安定になるから?なのかコロコロホイール車軸を伸ばしてワイドトレッド化するパーツも市販されてますが、本末転倒な感じがします。「そんな弱っちい軸じゃ長持ちせーへんでしょ」とも思うし。

このBromptonを受け取る時にBici Termini店長からも言われたんですが、Bromptonには「オリジナルがベスト」という部分が非常に多くあるような気がします。


2024年4月20日土曜日

いろいろ買い揃え、大詰めか

1つめは、メンテナンススタンド。

中学の頃から趣味チャリを始めましたが、こうした(ある意味)本格的なメンテスタンドを用意したのはたぶん今回が初めてです。

モノは他所でも多くレビューされてるっぽいCXWXC RS-100ってヤツで、けっこうがっしりして重量もあり、とりあえず「ちゃんと使えそうかな」という印象です(実使用はまだ)。3箇所ほどQRレバーが使われてて、フレームやシートポストのクランプ部のレバーが「耐久性、大丈夫かな…」と少し不安を感じる見た目です。気をつけて使えば大丈夫なんでしょうけどね。もう少し安くて軽い(=細い)ものもあったんですが、この手のものは「重量は正義」と思ってるので、迷わずこちらを選んだしだい。壊れんといてもらいたいものです…。

2つめは、前に「課題認識」の3点めに掲げてた携行ツールのファイナルアンサー Brompton Toolkit です。結局、コレに行き着きました。市販ツールをバラで揃えてこれを超えるスマートな携行方法にするのは私の脳みそでは無理でした。Bici Termini店長もこれを使っておられますし、某暗黒技研所長もBromptonに乗っておられた時はこのツールを使っておられたとの事。やっぱ、これしかない…のは分かるけど、値段がねぇ…。この値段に誰もが納得いく理由があるんでしょうか…。

3つめは、前後のライトです。以前に「充電式は使いにくい。なので単三1本で運用できる乾電池式ライトが良いんです」なんて書いておきながら、充電式ライトを買ってしまいました…。店頭の展示在庫の数と値札を見て即気絶…。気づいたらバッグの中に入ってました。さて、これをどうやって使うか、まったく考えていません。とりあえず「買って充電しただけ」の状態。どーすんよ、これ…。


2024年4月13日土曜日

ロードバイク、ライポジ変更

アングル17度・100mmのステムから、アングル6度・110mmのものに変更しました。

下ハンを持った時に視線を前方に向けるのが困難だったのを改善する為、アングルを変更することでハンドル高を少し上げたかったのが理由です。

ま、頭を持ち上げるだけの首の筋力が無くなってしまった、ということです。

安全面からは放置できないので、ホリゾンタリストとしては泣く泣くアングル6度のステムを使うことにしました。

結果はなんとか思惑通りで、下ハンでもちゃんと視線を前に向けることができるようになりました。上ハンではアップライトなポジションになりましたけど、まぁ所詮はポタリストなんでヨシとしておきます。

あと、輪行袋の携行方法を見直すことにしました。携行品を必要最低限にするためと、輪行袋+ショルダーベルトをBromptonと共用しようと考えているのがもう1つの理由です。

乗る自転車を変える度に携行品の積み替えが必要になりますが、それを簡単・手早くできように工夫したいところ。且つ、携行するスタイルもスマートにしておきたい。

ロードバイク用と折り畳み小径車用とでは輪行袋の大きさも全然違うんですけど、「大は小を兼ねる」でいってみることにしました。一度室内でBromptonに被せてみました。めっちゃ大きいんですが、輪行袋の役目はちゃんと果たしてくれるので全く問題無いです。なんで最初からこの方法を思いつかなかったのか…。

【後日追記】

輪行袋の共用化は諦めました。共用したい袋+ベルトは良いのですが、共用しない携行品をスマートに収納する良い方法が無くて…。自転車を乗り換える都度の携行品変更に手間がかかりそうなので諦めることにしました。


2024年4月10日水曜日

Brompton常用化に向けて・その7

先日の記事「課題認識」の2つめに書いていた、Rixen&Kaul Allegra(KT817) をBromptonで利用できるように、ブラケットを取り付けました。

ブラケット自体はAmazonで発注したもので、品物には"Aceoffix"とか刻印があったような…。(よく見てないw)

キャリアブロックに対しては、左右にはほとんどブレはなく、上下に少し遊びがある感じです。まぁ、たぶん実用上問題無いやろ、と無根拠に判断しました。(使ってみなきゃ分からんし)

Allegraの内部の背面には元から補強の為の硬い板が入っており、それに今回のブラケットに合う穴を(手加工で)開けて、その板を使ってバッグ背面生地にハンダごてで穴を開けて、M5ステンのボルト/ナットで取り付けました。

このバッグだとそれほど重たい荷物を入れることもないので、不安なく使えそうな気がしております。

あともう1点、Bromptonに付属していたBear Gryllsポーチの方も少しだけ変造。とは言っても、ベルクロ根元にDカンを取り付けただけですけどね。

バッグを外してる時に肩にかけれたら不便が無いかな〜と思って。ショルダーベルトは通販でリヒトラブのを購入しました。

っということで、バッグ系の課題対応もこれにて完了です。