2024年3月3日日曜日

各種センサー値のモニタリング

lm-sensors & Psensorという組み合わせですが、Ubuntu 23.10のデフォルトではファン回転数や各種電圧などが取得できません。

で、どうにかする方法は無いのか…と少し調べてみたところ、ASRock B650M Pro RSという「似たようなモデル名」の製品でnct6775ドライバを使う情報が見つかって、モノは試しで書いてある通りにやってみた結果が左の図の通り。Psensor上にはファン回転数は出てきましたが残念ながら電圧は出てきません。sensorsコマンドでは電圧値も取得できているようです。

当方システムの構成としてはファンはCPUファンとケース背面ファンの2つのみ装着。でfan1とfan2でそれらしき値が取得できていて、どっちがどっちなのかよく分からないんですが(涙)、まぁ、どっちかがそっちなんだろうな、とそんな感じです。(なんやそれ)

電圧値は、おそらくin0がCPUのコア電圧のように思えます。負荷の無い時は0.7V程度、CPU負荷をかけると1.35Vにリニアに上がりますので「コレかな」と思いました。その他のin2〜in14がそれぞれ何の値なのかさっぱり分かりませんw

肝心のCPU温度ですけど、値を見て一喜一憂するのをやめました。stressコマンドで100%のCPU負荷をかけると一気に85℃まで上がります。計測値としては86℃とか87℃も見えることがありますが、まぁそういう値で一定します。で、なぜ一定するか?というと、BIOSで制限されていました。BIOSの設定はデフォルトで「auto」なんですが、これが85℃制限のようです。設定値を75にすると、ほぼきっかりその値でサチります。

ということは、安全マージンを持ってautoに設定され85℃で制限されてるんでしょうから、その温度で稼働しても問題は無いはず。という理解です。事実、85℃で稼働中も、CPUクロックは定格を超える5100MHzを示すことがあります。つまり、サーマルスロットリングなんて起こってない、と。

試しに、Pixel 4a向けのLineageOS 21.0をビルドしてみましたが、ソースのダウンロードも含めトータル3hほど高負荷状態を続けましたが、なぁ〜んも問題ありません。

仕様的な制限値は95℃らしいですし、コア内部が85℃になっても問題無いんでしょう。

と理解することにしました。ということで、「センサー値モニタごっこ」はこれでおしまい。

「念の為」というと変ですが、リテールクーラのまま通年運用する気になれなかったので、サイズの虎徹 Mark3 にリプレースしました。接触面には長年手持ち在庫していた信越のフェイズチェンジシートを使いました。安心安定の長期間性能維持。信越のG751グリスも少量ですが在庫してるんですが、「年イチでグリス塗替え」なんてやってられないので。

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