2020年12月14日月曜日

今ドキのLinuxに触れてみる…

思いついたように身の回りの不用品を始末しておりましたところ、思わぬところから往年の人気機種 ASUS EeePC が飛び出てきまして、少しだけ興味が湧いて電源ONしてみたら、これまた往年の VineLinux が立ち上がってまいりました。

「もしかしたら、今もまだ現役で使えるかも…」

と思ってしまったのが運の尽きw。早速リサーチを開始してスグに行き着いたのが Linux MINT なるDebian由来Ubuntu由来の軽量ディストリ。試したのは現行最新版の1つ前の 19.3のXfce版。H/Wが32bitな為これしか選択肢が無かった…。

しかしてその実態は、さすがに往年のH/Wでは役不足感が否めず、何をするにも緩慢な動作で「辛抱強く待つ寛いココロ」が必須の環境でありました。そもそも、1024x600 という解像度はアウト・オブ・ガンチューなようで、[OK][キャンセル][保存]など主要な操作ボタンが画面外に出てしまうアプリも多く、TABシーケンスから妄想しながら「ここぞ!」というところで[Enter]を押して対処する気概が必要な状態でありました。

それでも、相応の辛抱強さをもって対応すれば「使えなくもない」ぐらいにはセットアップでき、とは言え使う気にはあまりならないのですけど(殴)「いざ!カマクラ」的な場面で活躍できる可能性を強く感じたしだいであります。

画面の狭さが大きな障害であったので、DSUB15でサブモニタに接続してデュアルモニタ環境でどうじゃ!と意気込みましたが敢え無く撃沈。ウィンドウ操作・マウス操作・画面操作、全てに於いて「さらに鈍重」になり使用に耐えませんでした。いちおうマルチモニタ設定のI/Fはありましたが、まともに設定すらできず(≒操作できず)に撃沈でございました。Xfce版固有の問題でCinnamonなら問題無かったのかもしれません。

32bit版は19.3で終了し、それ以降のバージョンは64bit版しかリリースされないようで、かのネットブックの寿命は 19.3の寿命とともに終了することになりそうです。

今回の作業で一番驚いたのは、viのキーバインド(の一部)を自分のカラダがまだ覚えていたこと。カーソル移動はもとより文字挿入/加行/削行など、何のよどみもなく操作できてしまった自分に驚愕したしだいw

そういう楽しさを味わったレアな体験なのでありました。

今ドキなH/Wならとても快適に利用できる可能性も感じることができたのも収穫の1つかな。Windows OSに縛られる必要の無いプライベートなパソコン環境なら、全く問題なく利用できるように思いました。

Linux MINT、素晴らしいです

【後日追記】
諸事情あってCinnamon版を導入し直しました。インストール後に諸々作業した内容はざっくり以下の通り。(などと書き残す理由は完全に自分用備忘録)

いずれも、Web界隈に記録されていた先人様の貴重な情報によるもので、ありがたいことでございます。

■ rootのパスワードを設定
sudo su -
passwd

■ システムの更新
sudo apt update && sudo apt upgrade

■ 日本語入力の有効化
MINTメニュー → 設定 → 入力方法
左ツリーで「日本語」を選択
キャプションバーの入力方式フレームワークが「Fcitx」を確認し[インストール]
完了後、ログアウト&再ログイン

■ 自分の好みの日本語フォントの追加(Rounded Mgen Plus)
フォントファイル(*.ttf)を /user/share/fonts/truetype にコピーする (root権限)
sudo fc-cache -fv (←時間がかかる)

■ システムのフォント設定を変更
「設定」ー「システム設定」ー「フォントの選択」で必要箇所を変更

■ ホームDir内の日本語フォルダを英語表記に変更
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

■ sshサーバのインストール
sudo apt install openssh-server
service ssh status
「Active: active (running)」を確認
Windows Terminalで「ssh -l {user_id} {host_ip}」で接続確認

■ Sambaのインストール
sudo apt install samba system-config-samba
sudo touch /etc/libuser.conf
Sambaユーザを追加する
/etc/samba/smb.conf を修正する
 [Homes]関連を有効にしてユーザホームを共有する(read-only = no が必須)
 [Printers][print$]をコメントアウト
sudo systemctl restart smbd

■ Firefox初期設定
[Googleを規定の検索エンジンに設定する]
https://www.linuxmint.com/searchengines.php にアクセスする
ページ最下部の「OTHER ENGINES」に並ぶアイコンから望むものをクリックして
アドレスバー右側の … をクリックし「検索エンジンを追加」する
「設定」ー「検索」で規定の検索エンジンを変更する
[タイトルバーを消す]
「カスタマイズ」の最下段の「タイトルバー」のチェックを外す

■ TLPの導入
sudo apt install -y tlp tlp-rdw
sudo tlp start

■ Winで作成したzipのファイル名文字化け対策(unzip-jpの追加)
~/.bashrc に以下を追加する
 alias unzip-jp='unzip -O shift-jis'
souce ~/.bashrc
以降、unzip-jp を利用する

■ 右クリックメニューにunzip-jpを追加
/usr/share/nemo/actions/sample.nemo_actionを ~/.local/share/nemo/actions/ に別名コピー
コピーしたファイルに以下を追記

[Nemo Action]
Active=true
Name=unzip-jp
Comment=unzip-jp %F
Exec=unzip-jp %F
Icon-Name=gnome-mime-application-x-compress
Selection=any;
Extensions=zip
Quote=double

【さらに後日追記】
自宅メインPCでもLinux MINT (Ulyana, 64bit) をUSBブートで試してみたところ、極めて快適で「Win10なんて要らんかも…」と思うに足るものでした。

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