2020年12月3日木曜日

ユルっと調整した腕時計をキリっ!と仕上げる?

 

ド素人の手元にTimeGrapherなんぞ用意できはずもなく…

とハナから思い込んでたので調べることすらしていなかったのですが…

「もう歩度調整はおしまい!もうこれでイイ」とケリつけたつもりだったものを、最後の最後になって「もーちょっとだけ…」とスケベ根性を出してしまったのが運の尽き、最終のウルトラ微細調整作業の時に手元が狂って緩急針が大きく動いてしまい、これまでの努力が水の泡となってしまいました。

もうこの時計は終わりにしとくか…とも考えたりしましたが、もう1回だけ奮起することにして、効率的に作業するにはTimeGrapherは必須…先達はどのように対応してるのか…とようやく本腰入れて調べたところ、なんとまぁ、スマホ+有線ヘッドセットという超簡易な設備で対応できるらしいことが分かりました。

というので用意したのがClock Tunerなるアプリ。ヘッドセットのマイク部を時計のチックタック音が拾いやすい場所に近づけてアプリでしばらく計測するだけ、という手軽さ。

とりあえず、上の絵のようなところまで調整して現在様子見の段階。

時計を水平に静止状態で置いて見ているので、実使用した時にどうなるかは別途「様子見」しなきゃなりません。おそらく再調整が必要だろうと思います。

が、簡易TimeGrapherが手に入ったことで調整作業(の結果確認作業)が格段に効率化できました。

緩急針の操作だけは相変わらず困難を極めますw

【後日追記】

現状は、未装着で水平静止状態なら日差+40秒強、装着状態だと日差+7秒ほど。というような調整具合。つまり、寝てる間には20秒ぐらい進んでしまうけど、腕に装着する前に20秒ほど時計を止めてから装着するようにすれば、腕に時計がある状態の間はほぼほぼ問題ない誤差で運用できるよね、ということです。

「もうそれぐらいでやめておけ…」という神様のお告げが聞こえてきた感じが…

もう少し詳細に書くと、未装着/水平静止状態の時は1秒につき 0.5ms ほど進み、装着状態では 0.1ms強 ほど進む設定になっています。緩急針を操作すると基本的にどちらの状態についても同じだけ変動するので、もうあと僅かに「遅くなる方向に」調整すれば、装着/未装着を総合して安定した精度を維持する状態に設定できる可能性はあります。しかし、そうしたピンポイントを狙うのは素人対応ではもうムリでしょ…という感じです。

「疲れました…」というのが正直なところでw、遅れた時計を進む方向に合わせるより進んだ時計を遅らせる操作の方が簡単なので、現状でヨシ!とすべきなのかな、と。

【さらに後日追記】

時計の保管状態として、水平で置いておくより垂直(に近い)状態で置くほうがズレが小さくて済むことが分かりました。それも、12時を上にした垂直ではなく、3時を上にした垂直が最もズレが小さくなるみたい。水平状態では前述の通り+0.5ms/秒ですが垂直状態では+0.1ms/秒ぐらいに収まるようです。

メカニカルウォッチとのお付き合いは、かくも楽しいものか、とw


4 件のコメント:

ita さんのコメント...

おお、感性に頼る調整がエビデンスを得た!って感じですね。
そういえば、我が家のベルトドライブのベルトの張り具合はメーカー純正アプリを用いて、ベルトを弾いてビーンと鳴らした周波数を計測して確認するってな方式でしたよ。アプリ様々ですね。

ゆっきょ さんのコメント...

いや~、なんと言いますか、調整した結果がダメだというのがスグ分かるようになった…と言うところでしょうかw

ドライブベルトの張り調整がそんな風だったとは…
もしかしてSTRIDAのも同じなんやろうか…
健康な状態の振動数を計測/記録しておくべきかw

ita さんのコメント...

ちゃんとしたお店で買っていればベルトの張りもお店で見てもらえば済む話じゃないですか。私のように自分ででっち上げた物は自己責任でなんとかしないと。(笑)

そういえば、先日「Bromptonのフリーハブが爆音で、フリーを開けて見たらグリスがほとんど入って無かった」ってfacebookに書いたら速攻で宮っちさんから連絡来ましたよ。そのハブは宮っちさんとこで買ったやつだったもんで。
私らはそんなのも自己責任で対処する訳なんですが、ちゃんと連絡してくる宮っちさんはエライなぁと思いましたよ。
そもそも買ってから結構な期間が経っているのに「今さら?」ってな感が強いのですが、年間走行距離50kmに満たない我が家の自転車達なのでいたしかたないです。(^^;

ゆっきょ さんのコメント...

いつの頃からか、もうよく覚えてないのですが「自分にできることは自分でやるのが普通」と思ってきてるので、なんとなく「できそう…かな」と思えるものには手を出してしまいます。自分の手で面倒みてやると何故かしら愛着もわいてきますし…というのもあるかなぁ

食わず嫌いで避けてきたことも多いのですが、itaさん達の楽しんでおられる様子を見るにつけ、自分ももっと色々やってみたらよかったなぁ、と後悔することもあります(笑)

みやっちは、ほんまによう面倒みてくれます。ちょっと働きすぎなところもあるような気がして、少し心配したりしますけど。

当方のロードバイクも年間走行距離100kmぐらいです。宅内玄関で保管しているのですが、最近は自宅玄関に行くことすら少なくなってきましてw、久しぶりにロードバイクの様子を眺めてみたら、なんとタイヤの空気が全抜けでタイヤがぺしゃんこ。乗った後は必ず4barぐらいまでエアを抜いて保管していたのですが、気にかけない間にこんな風になっちゃうとは、情けないやら…