2021年11月25日木曜日

FDとRDの取り付け状態が気に入らない件

 ひと通り全部作業は終えて「あとは試乗して具合を確認するだけ」のはずのコンポーネント載せ替えですが、ここにきて気に入らないことが2つほど…

1つはFD。元々が直付けタイプのFDを使ってたのでその流れで安易に直付けのFD-R7000を選択しました。直付けタイプのFDの場合「フレーム側にバックアッププレートを貼り付け、サポートボルトをそのプレートに当たるまでねじ込んでプレート角度を調整する」とマニュアルでは説明されています。なるほどそういうことか、でも自分はバンドアダプタで角度を調整できるから要らんな、と安易に理解したのですけど、サポートボルトにはプレート角度の調整以外にも役割がある気がしてきましたのです。FD取り付け状態の安定性維持、という役割が。

R9100シリーズに始まるタイプのFDで、従来に比べて強靭なバネが使用されるようになったらしく、FDのシフト動作で結構な振動/負荷が取付部にかかることになりますが、バンドタイプのFDならバンド全体で取り付け状態が固定されるのに比べて直付けタイプではバンドアダプタの固定ネジだけで負荷を受けることになります。バンドアダプタが同じシマノ製だったならFDとバンドアダプタの取付部のアールの精度が確保されるでしょうから、この部分でしっかり固定してあれば安心かもしれません。しかし自分の場合はバンドアダプタが(何故か)カンパ製で…。

ということで、気になったら解決しなきゃなりませんので、シマノ製SM-AD91-Lを手配して、FDの取り付け/調整をもう一度最初からやり直すことにします。SM-AD91-Lは、サポートボルトが当たる位置が適切に設定されているので、バックアッププレートを貼る必要がないのも良いところです。

2つめがRD。左の写真を見ていただくとわかる通り、ディレーラハンガーに固定されたRDのブラケットの角度がおかしいのです。

ディレーラハンガーに固定するボルト(Aボルトと称する)とRD本体がスイングする側のBボルトの位置関係は、R7000やR8000が装着されたバイクの写真を見るとどれもAボルトよりもBボルトの方が低い位置になっている(つまりブラケットは水平よりやや後ろ下がりになっている)んですが、自分の場合はその逆で、Bボルトの方が高い位置になってしまってます。

マニュアル等ではこういう場合「ディレーラーハンガーへの固定が間違っている」と説明されるのですが、ディレーラーハンガーの爪にブラケットの爪がちゃんと密着した状態で固定してあるので、取り付け作業的には間違っていません。また、エンドアジャストボルトはほぼ開放に近い状態まで緩めてあります。にもかかわらず、この状態になる。

ということは、ディレーラーハンガーの爪の角度がおかしいのではないか、ということになってきて、もしそうなら、ディレーラーハンガーの爪を削って適正な位置になるよう補正しなきゃならんのではないか、と。

取り付けがおかしい状態に見えても、変速動作そのものは至って快調で問題があるようには思えないのが厄介で、ディレーラーハンガーの爪を削ってでも修正するべきか、動作に問題無いなら見て見ぬ振りしておくべきか、ひじょうに悩ましい。

というのが、目下のところの「目の上のたんこぶ」状態です。


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