2020年5月5日火曜日

まさか…の問題のまさかの結末

少し前に話題にしたストライダのハンドルバー固定QRレバー用のボルトの件、純正パーツと全く同仕様のボルトは一般入手が困難で、「とりあえず」で試してみるため入手性の良い(一般のホームセンターで売ってる)ステンレスのキャップボルトを調達してきました。

写真の下段2本が調達してきたもので、上が50mm、下が40mmで、どちらもM5サイズでネジ部は25mmのもの。

オリジナルは45mmの全ネジなのですけど、全ネジでなくても問題無いことが分かっていたので長さの違うものを2種類用意してみたのですが、50mmではネジ部の長さが足りずに(首が長すぎで)使用不可で、40mmのが使えました。

で、やってみた結果、ちょっと驚愕。

左の写真の下のが試しに交換してみてハンドルバーをクランプして戻してボルトを外してみたもの。(上の50mmは新品状態のもの)

よ~く見ていただくと分かりますが、40mmの方はネジ部の根本辺りで曲がっておりますw

つまり、ハンドルバーをクランプするとボルトが曲がる、と。

自分、何か間違えたんだろうか…としばらく考えてみましたが、それほど複雑な部分ではなく間違えようのないところ(のはず)です。

ボルトを抜いてQRレバーを外し、裸の状態で新品の50mmボルトを軽くねじ込んでボルトの頭を揺すってみましたが、稼働するよう感じは皆無でしたのでそのような造りにはなっていませんでした。

つまりボルトは一定角度のまま動かない仕様。ところが、QRレバーを開閉するとレバーの偏芯によってmmオーダで穴位置が動きますが、ボルトは動かないのでテコの原理が働いてボルトがねじ込まれた部分を支点に曲げられてしまう、という状況のように理解しました。

これ、ちょっとにわかには信じられなかったのですが、実際そうなったんだから事実(=仕様)なのでしょう。

この理解で間違い無いのかどうか、機会があれば一度確認してみたいと思います。

いや~~~、びっくりぽんですw

【閑話休題】
この実験での1つ発見は、市販のボルトが使えるのが分かったこと。
QRレバー側のボルト頭の受け皿内径は8.5mmで市販ボルトの頭が8.5mmでしたから使えないだろうと思っていたのですが、誤差なのか微妙にサイズ差があって、カツカツですけど使えましたわ。

ストライダのハンドルバークランプ内部の機構(詳細)を知る必要があるのかもしれません…。想像を絶するような複雑な機構があってそれがちゃんと機能してない、とかw


【後日追記】
記事の中で「QRレバーを開閉するとレバーの偏芯によってmmオーダで穴位置が動きますが」と書いておりますけど、この考えがそもそも間違ってるのではないか…という気が少ししてきました。
ボルトの位置/角度が固定されていても、QRレバー側の偏芯軸がスムースに動けばボルト側に変な方向の曲げ圧力がかからなくて済むはず…、というかそれが正しいQRレバーの動作のような気がします…

本当に具合が悪いのはQRレバー側か…

と思うて見直してみましたが、どこも疑いようが無いぐらいシンプルなものですしなぁ…

ま、当たり前の話ですが…

自粛ボケか…


【さらに後日追記】
長さの違うボルトをもう2つほど手当してきまして実験(確認)してみました。

左のボルトは25mm長のもので、先端5mmほど色が変わっていますが、これがステムにねじ込まれた部分。ボルトの首部分20mmはネジは要らないってこと。で、この長さではボルトが曲がるようなことにはなりませんでした。

写真には無いですがもう1つ30mmのものも試しました。当然ながらねじ込まれる部分の長さが10mmほどになりますが、こいつは曲がってしまいました。曲がる量は40mmボルトよりは少ない感じ。

長いボルトでもねじ込む量が少ない時にはネジ穴サイズの誤差なのか何なのか多少グラグラして遊びがある状態です。ねじ込む量を増やすとこの遊びが無くなります。つまり「そういうこと」なのかな、と。

感覚的な話ですが、ねじ込む量が5mmでは少ないような気がします。10mmぐらいは必要、なのでボルト長は最低でも30mmは欲しい、でも45mmは要らないでしょう、という感じかと。

2 件のコメント:

ita さんのコメント...

え~、普通だったらクイックレバーの反対側も球面の座があって芯ズレに対し軸を傾ける構造のはずですが、そうなっていないと。(^^;
それはマズイですわな。

ゆっきょorz さんのコメント...

itaさん、コメントありがとさんです。
「普通こうなってるよね」の通りに思うわけですが、ハンドルバーのクランプ一発で曲がってしもたボルトを見ると言葉を失って…

やっぱ、ボクが何か見落としてるんかなぁ…
もう少しよく観察しないとダメなのかも(^^;